ダーク・ファンタジー小説
- 守るべきもの〜守リ手ノ戦争〜オリキャラ募集中!! ( No.58 )
- 日時: 2015/05/15 22:56
- 名前: 裏の傍観者 (ID: lU2b9h8R)
風神2佐達との話が終わり、相模1佐官達と合流しやっとの事で相馬原駐屯地を出る。
どの隊員もこっちを見ては不愉快な顔をする。
それもそうだ、自衛隊の敵である国防官が堂々と駐屯地内を動き回っているからだ。
正門にたどり着き、証明書を提示する。
「会談終わったか。」
花崎士長は証明書を確認し、話かけてきた。
「あぁ、責任を負わせて俺たちはおさらばだ。」
「そうか。・・・あれから考えた、自衛隊やめてそっちにいくよ。2ヶ月はかかるけど。」
彼はポケットから依頼退職届けを出して見せつける。
「本当か?・・・楽しみにしている。また会おう。」
互いに敬礼をしたあと、駐屯地を出た。
花崎士長、国防官になればまた階級が変わるが、彼を忘れることはないだろう。
次あったときは暖かく迎えたいものだ。
「玲也?今の人は?」
夕美がそういって花崎士長に視線を送った。
「自衛隊やめて国防官になるとさ。」
「お、いつのまにヘッドハンティングしたのか!」
相模1佐官は嬉しそうにポテトチップスを口にする。
「ヤジさん、食いすぎると太るぞ・・・。」
「俺は太らんぞ、筋肉に変わるだけだ!」
食べても太らない相模1佐官は本当に化け物だ。
「玲也、あの2佐なんだが。」
どうやら貴志川は風神2佐が気になっているようだ。
たぶん、アパッチを壊されてキレていると勘違いしているようだ。
「安心しろ、お前に弁償は来ないし、あの2佐は自衛隊嫌いなんでな。アパッチ壊れても防衛省に対してざまぁとしか言わない人だ。」
「自衛隊が嫌い?なんだそりゃ・・・。」
「話せば長くなる。・・・さ、予約した旅館に行こうか。せっかくの休暇だからな。」
「温泉楽しみだわ!」
「刺身食い放題だな!」
「相模1佐官は食べることしか眼中に無いんすね!?」
いつの間にか車内は騒がしくなっていた。
本当に今回は面白い話を聞かせてもらった。
風神2佐、古城2尉。
あの二人はどうやって自衛隊を変えていくのか楽しみだ。