ダーク・ファンタジー小説

守るべきもの〜守リ手ノ戦争〜オリキャラ募集中!! ( No.60 )
日時: 2015/05/17 18:02
名前: 裏の傍観者 (ID: XQp3U0Mo)

状況3.属サヌ傭兵、影ト成リ結美中隊

新宿駅西口(封鎖中)。
あのテロから3日目。
ここで行われていた国防軍と自衛隊の戦争反対運動は突如現れた武装集団によって、315人の死者が出る最悪な事態となった。
武装集団は警察の特殊部隊ではとの声が上がるも、米国製の小銃を導入した覚えはないと警視庁はそう発表した。
その後新宿駅西口方面の直径約5キロの区域を封鎖。
警察は調査するも手がかりは見つからなかった。
自衛隊の派遣も考えられたが、テロについては警察の管轄だという意見により拒否され、国防軍も派遣されることはなかった。
今回のテロは、テロリスト側の装備が軍に匹敵することから警察ではなく民間軍事会社、日本武装傭兵団が派遣された。
9条が機能しなくなった現状で、戦争から身を守るために他人に武器を持たせた愚かな国民により設立され、今は国民の人型使い捨て防弾板として機能している。
〈ここが公開処刑場となった場所だ。〉
耳に着けていたイヤホンから、無線機で話しかけているリーダーの声が聞こえた。
「見ろよこの弾痕、どっからどう見てもキャリバー50だぜ。」
「食らいたきゃねぇもん持ってやがるぜ、あのテロリスト共は。」
他の傭兵達はそういってカメラを手にし、撮影をする。
もう1人は、調査用紙に何かを書き込んでいる。
〈帚木、その建物に察の連中が妙な動きを見たらしい。調査も兼ねて制圧してくれ。〉
「了解、リーダー。」
ぶら下さげていたSCARーHを手にローレディーの姿勢をとる。
「お嬢が先導する、しっかり互いのサポートしろよ。」
「あいよ。」
「了解しました。」
「任せな。」
私は合図をして無言で建物に侵入した。