ダーク・ファンタジー小説

守るべきもの〜守リ手ノ戦争〜オリキャラ募集中!! ( No.64 )
日時: 2015/05/18 23:33
名前: 裏の傍観者 (ID: C6aJsCIT)

民間軍事会社、武装傭兵団 本社。

「こいつはたまげたよ。」
社長室に呼ばれた私は社長である原島 羽吹とお茶を飲んでいる。
次の仕事に大きく関係するらしく、私が呼ばれた。
「次の仕事に関する情報ですか。」
「・・・ま、そんなところだ。」
原島社長は書類を机に置く。
「実は国防大臣から依頼されてな。国防軍の一個中隊を一時俺達武装傭兵団の編成に入れてくれといわれた。金は国からだ、膨大な金額だぞ。」
書類を手にして確認する。
確かに、報酬は今までに見たことのない金額だった。
1500万。
ひとつの会社を立ち上げられるくらいの金額だ。
「向こうの要望は、新宿に現れた武装集団の主導者が目的らしいが、今はあの情勢だ。国防軍が今回の件で絡んだと報道されるのが厄介だってことで、動ける一個中隊を国防軍であることを伏せて傭兵になりすましての作戦をするんだとよ。」
確かに、今は国防軍と自衛隊が国内での紛争をしている。
国防軍が動いたとなれば、自衛隊は確実に動きだしてまたしてもその場で戦争が起きてしまう。
国防軍はそれを防ごうとこの様な行動に出たのだろう。
「まぁ編成とはいっても、ただ変装するのと変わりないし、多少は一緒に行動するときがあるくらいだな。だが、もう1つ。驚くなよ。」
誰かの人物資料だ。
どこかで見たことのある顔だ。
「今回の一個中隊は、あの有名な国防2等尉官、結美 玲也が率いる中隊だ。」
元自衛官にして、国防軍の中隊を率いる中隊長。
戦闘力は特戦群をも越えてしまう史上最強の兵士だ。
「楽しみか、帚木?」
「・・・・・。」
結美 玲也。
彼が持つ力に私は興味が湧いた。