ダーク・ファンタジー小説
- 守るべきもの〜守リ手ノ戦争〜オリキャラ募集中!! ( No.71 )
- 日時: 2015/06/24 21:46
- 名前: 裏の傍観者 (ID: u6EedID4)
国防軍赤羽基地、女子寮。
玲也が心配で落ち着かない私は、時計を何度も確認していた。
彼が出てから1時間半。
いったいどこに行ったのだろうか。
ベッドから起き上がり、台所でコップに水をいれる。
水を一気に飲み干し、再びベッドに座る。
すると携帯の着信音がなる。
「・・・誰かしら?」
スマートフォンを手にして確認する。
メールが来ていた。
相手は・・・貴志川だった。
<遅くにすまん、玲也知らないか?部屋にいったらいなくてよ。>
つい笑ってしまう。
「全く、こんな時間になにしてるのよあのお馬鹿。」
<玲也なら出掛けたわ。>
メールを送信する。
その数分後に返信が来た。
<マジ!?こんな時間にどこいってんだ?>
玲也になにか大事な用でもあるのだろうか。
<仕事に関わるらしいわ。玲也に用があるの?>
返信はすぐに来た。
<いや、俺も仕事絡みで相談したいことがあるだけさ。とはいっても小さいことだから!あ、あとゲームしようぜって約束してたわ!>
こんな時間にゲームだなんて、二人して子供みたいだ。
<貴方暇人なの?なら私の部屋に来る?>
イタズラで送ってみる。
数分後に返信がきた。
<おい待て、何があったよ!?どういった心境の変化だ!?>
すると今度は電話がかかってきた。
貴志川からだ。
「何よ。」
<さっきのメールはなんだよ!?何かあったのか?>
「いえ、何でもないわよ。ただおちょくってみただけよ。」
つい笑いながら答えてしまう。
<な、なんだ脅かすなよ!俺が男子禁制の女子寮に入れば死は免れないんだぜ・・・?>
「だから冗談よ貴志川、真に受けるなんて可愛いわね。」
<可愛いなんて初めて言われたぜ・・・。まぁ、大したことじゃねぇから大丈夫だ。悪いな、夜遅くに!>
「気にしないで、それじゃお休みなさい。」
<おう!お休み!!>
通話を切り、スマートフォンを机に置く。
玲也の事を気にしていても仕方がないのでベッドに横になり、瞼を閉じて眠りについた。