ダーク・ファンタジー小説

Re: 命を売り買いする場所。 ( No.21 )
日時: 2015/06/23 16:19
名前: とりけらとぷす (ID: IS3fXoEU)

更新大分遅れました!何個か掛け持ちしてるんですよね…。

だからダメだとか自分でもわかってるんですけど!

今までで完結させた小説一つしかないんですよ、こんなのだから(ノ_<)

でも、この小説は完結させたい、いや、完結させます!

いつの間にか参照200突破!!ありがとうございます!また見に来てもらえたら嬉しいです(=^x^=)

以下、本文です。







「僕は、バカだったんだ。ずっと、ずっと…さっき、ロベルトに言われて、ようやくわかったよ」
自分でも、疲れているのがわかる。でも、言ってしまわないと、認められなかった。
僕の沈んだ声を聞いて、二人の緩んだ顔が、また固まる。こんな雰囲気、嫌いだ。嫌いなのに、今だけはこの空気で良いような気がした。この空気じゃないと、心が休まらなかった。
「そんな事、無いですよ…」
390が、悲しそうに言う。
ああ、僕は、彼女を悲しませているんだろうか。
彼女の悲しい顔を見ても、今は何とも思わない。
絶望のどん底に立っているからだろうか。悪とは何か、正義とは何なのか、区別がつかなくなってしまったからだろうか。
憂鬱で、苦しくて、どうにも出来ずに関係ない二人に愚痴を溢している。
僕は、今ーーーー、何処に立っているんだろう。
「レオ様が…レオ様がそんなので、どうするんですか!」
急に390が僕の腕を掴み、勢いよくドアを開けた。
「390!何処へ行くんだ!」
「秘密です」
390人差し指を口に当て、いつものように笑った。
僕は390に手を引かれ、走った。