ダーク・ファンタジー小説

Re: 命を売り買いする場所。 ( No.66 )
日時: 2016/02/01 18:14
名前: とりけらとぷす (ID: pGxW5X.O)

テスト終わりました(^-^)←

色んな意味で(笑)

テスト中小説執筆したい、絵描きたい……がエンドレスしてた作者です←

もう、色々と爆発しそうです。はい。

と、作者のつぶやきは置いておいて…

これまで待ってくださった方、ありがとうございます!

そして、参照いつの間にか800突破致しました。

特別企画が…ら、ラッキーエイトになりましたね!←

これからも頑張っていきますので、宜しくお願いします。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

第14話【作戦会議】

翌日、僕とロベルトは、ロベルトの集めた人達と対面することとなる。
ロベルトが集めた人数は約千人。これは、ロベルトの親戚や、仕事仲間などらしい。ロベルトが集めた人達だから、信用できないわけではないが…。一つ心配なのは、約千人の中に、スパイが潜んでいてもおかしくはないということだ。ロベルトだから、そこら辺はしっかり確認した上での人集めだったろうが。
一度に約千人と対面するのは難しく、僕達は一軒一軒回って対面することとなった。
「ロベルト…今、何件目だ?」
何件回ったことだろう。歩いては戸を叩き、対面して自己紹介と作戦会議…。これを、何回繰り返したことだろう。
「えっと……42…43…………48。これで、48軒目ですね」
48軒目……。あと、何軒これをしたら終わるのだろう。
「あと、60軒ですよ」
「60軒!?はあ……」
聞いただけで気が遠くなりそうだ。僕は、ぐっと疲れたような気がした。
横を見上げると、ロベルトはピンピンしていて、一つも疲れた様子などない。
僕達は、随分歩いてきたはずだ。この街の名は知らないが、街が異様なまでに賑わっている街だ。馬車が行き交い、向こうの方にはサーカステントが見える。住宅街は、下の階が店、上の階が家のようなかたちで暮らしているらしく、僕とロベルトはあるエメラルド色のドレスの飾られた店に入った。
見るからに高級そうなドレスやハイヒール、ティアラなど、舞踏会に身に付けていくものが沢山飾られていた。
「いらっしゃいませー」
何処からか野太い声が聞こえたかと思うと、店の奥の方から小太りのおじさんが出てきた。髪は白に近い金髪で、見るからに40代くらいだが、肌は驚くほどに綺麗だ。
白のシャツに黒い蝶々リボンをしていて、顔が大きいせいか蝶々リボンがやけに小さく思えて、可笑しかった。
「やあ。ロベルト君ではないか」
おじさんは、ロベルトの顔を見ると、その小さな口がわずかに上がって笑ったのがわかる。
「その、隣の子は?」
「ああ、この方は…」
ロベルトはそれだけ言って、僕に自己紹介する様に合図を送った。
「アルドリア・レオだ」
僕の名前を聞くと、おじさんはその青い目を丸くして、
「これは失礼……。まさか、あのアルドリア一族の息子様であったとは」
と言って感心していた。
「それでは、始めましょう。上の階へお上りください」





ここで一旦切らせて頂きます。