ダーク・ファンタジー小説

Re: 魔法少女の世界−New World− ( No.10 )
日時: 2015/09/22 19:14
名前: 日瑠音 ◆Dq9HMgSTac (ID: Xc5HYuu9)

「魔法使いには、使える魔法の種類が一つある。で、種類によってクラス分けをするんだよ。それを調べるんだ、僕の魔法でね」
バルシェ先生はウィンクをすると、指示棒風の杖を取り出した。


「炎、水、大地、氷、雷、操、創、治癒。さて、八つのうち、君は何魔法使いかな?」
バルシェ先生は杖を横に大きく一振りし、そして私に杖を向けた。
「キーフィースト!」


刹那、私の前には赤く燃え上がる炎があった。


「炎使いか。攻撃科クラスですね、学長」
バルシェ先生、なんだかニタニタしてます。
「で、その炎だった私はどうすればいいの?だいたい勝手に話進められても分かんないよ」


「クラスは二つに別れていて、攻撃科と防御科があります。炎魔法のレアノちゃんは攻撃科クラスですね」
「ああ、そうなんだ…。てかなんでちゃん付け?」
「親しみを込めて呼んだつもりです。私の事はお父さんでいいですよ」


「…じゃあ、親しみを込めてザストで」
ザストは黙りこんだ。
え、本気だったの…?


「…では、明日の入学式にそなえて寮に行きますか」
「え、明日入学式なの!?」
「だから今日貴女を呼んだんですよ。君と同じ12歳の子達が入学してくる今日」


そうだったんだ…。
なんて関心する一方、私は胸の高鳴りが抑えられなかった。
私は明日から、魔法を学ぶんだ!!