ダーク・ファンタジー小説
- Re: 魔法少女の世界−New World− ( No.16 )
- 日時: 2015/10/17 18:18
- 名前: 日瑠音 ◆Dq9HMgSTac (ID: pH/JvMbe)
校庭には何やらステージがあり、すでに二年生が並んでいた。
そして私たち一年生も並び終えると、マイクを持った2人の人が登場してきた。
男女一人ずつ、両方二年生だろうか。
すると、一人のふわっとしたツインテールの少女が声をあげる。
『皆さん、こんにちは!司会のリリアン・ヴァレーネです!』
『一年生の皆さん、入学おめでとう!私たちは生徒代表生であり、生徒会に所属しています』
…何が始まるんだろう?
『生徒代表は攻撃科、防御科から二人ずつ投票によって選抜され、選ばれた者は生徒会に入ることができます』
ふむふむ。
『ちなみにリリは攻撃科副代表、こっちのゼノみんは防御科副代表です!』
『…ゼノ・グラウゾです』
ゼノみんはぺこっと頭を下げた。
…ゼノみん。
すると、リリアンさんはニヤッと笑った。
『それでは皆さんお待ちかね!代表同士のバトルを始めまーーーすっっ!!!』
え、ば、バトル??
次の瞬間、二年生たちはワーッとすごい盛り上がりを見せた。
一年生たちはさっぱり分からず、大混乱。
『一年生たちの為に説明しておくと、これは代々続く伝統でありシキタリなんですっ!』
分かんねーよ!!
『ではまず攻撃科代表、ジェイ・マグドネルーッ!!』
するとステージには、筋肉質で高身長の男子が現れた。
『ジェイっち、今日もTシャツが個性的だねぇ』
たしかにリリアンさんの言う通り、個性的なウサギのシャツを着ている。
『続いて防御科代表、セシリア・エッカートーッ!!」
今度は七分袖のワンピースを着た美人さんが現れた。
『せいのん、頑張ってねぇ』
…なんとなく予想できたけど、全員に謎のあだ名があるのね…。
『ではお二人さん、何かコメントは?』
そう言いリリアンさんが二人にマイクを近づけると、セシリアさんの方がマイクをぶん取った。
そしてジェイさんの方をキッと睨み付け、ビシッと指を指した。
「ジェイ・マグドネル!!!あの時の恨み、今ここで晴らす!!覚悟しろクソ野郎!!」
…何この展開!?