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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 魔法少女の世界−New World− ( No.19 )
- 日時: 2015/11/06 22:30
- 名前: 日瑠音 ◆Dq9HMgSTac (ID: miRX51tZ)
『二人ともすごーく頑張ってるねぇ!』
リリアンさんはマイクを持ち、のんびり実況していた。
『でも、もうすぐで30分経っちゃうよ?』
ここまで、両者一歩も引かない戦いだった。
どちらも攻撃力がとても高く、このままでは決着がつきそうにない。
「なあセシリア!この状態、いつまで続ける気だよ?」
ジェイが次の攻撃の準備をしながら叫ぶ。
「私が貴様に勝つまでだ。あと気安く呼ぶな」
セシリアも、同じく次の攻撃の準備をしながら。
次の瞬間、ジェイの杖から炎の弾丸。
それをセシリアが盾を操り防御。
「なあ、つまんねーと思わねーか?」
ジェイがため息をついた。
「たぶんこのままじゃ、一時間も二時間もやることになるんだぜ?」
「お前…余裕なのも今のうちだぁぁぁっっっ!!!」
セシリアはそう叫び、大岩をいくつも操った。
「じゃあ、そろそろ決着をつけようぜ!」
ジェイはニッと笑った。
そしてセシリアが大岩を投げつけた瞬間。
その大岩の何倍も大きな炎の球体が現れた。
「おらあぁぁぁっっ!!」
ジェイが叫ぶと同時の爆発。
そして、煙が消え去る頃には、勝利は決まっていた。
『…あらら。せいのん、倒れちゃってるねぇ。って事は…』
リリアンさんがジェイさんの手首を掴み、ぐいっと手を挙げた。
『ジェイっち、大勝利ーっ!』
沸き上がる生徒たち。
私もつられて、テンションが上がってしまう。
あ、ちなみにセシリアさんは医務室に運ばれました。
『皆、楽しんでくれたかな?じゃ、次も頑張ってねー!』
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