ダーク・ファンタジー小説

Re: king's royal palace ( No.13 )
日時: 2012/07/05 01:51
名前: 王様 ◆qEUaErayeY (ID: X..iyfAg)

地獄の様に紅い血。


横たわる屍。


今まで自分がやった事を理解していなかったのを、この二つさえ見れば
完全に理解できるものだ。


僕は人を殺めてしまった。


どうして此奴を殺めてしまったのか・・・。
まだ僕は正しい思考ができずに、答えが見出せなかった。



そうして数分が経った時、
僕の心は激しい苦痛に襲われた。


僕はなんて事をしてしまったのだろう——。
今では後悔している。


其の殺めてしまった人物だけでなく、遺族、僕のお母さん、お父さん、
恩師や友人、色んな人に迷惑を掛けてしまったのだ。

全てを消極的に考える事しかできなくなってしまっていた。


其れから身の危険を感じ、僕は急いで此処から逃げた。



公園のベンチで冷静になって考えた。


やはり自首した方が良いのでは—。

だけど・・・、自首してしまったら・・・、もう今の生活には戻れないんじゃないか?
其れよりは、事件の時効が来るまで・・・。

横になって目を瞑って考えていたら、何かにつつかれているのがわかった。

仕方なく起きてみると、外はもう暗くなっていたのがわかった。
其れともう一つ、警察がいる。という事がわかった。
しかも警察は大人数である。