ダーク・ファンタジー小説

Re: king's royal palace ( No.8 )
日時: 2012/07/04 03:21
名前: 王様 ◆qEUaErayeY (ID: X..iyfAg)


—友美は朝、起きた時、暗澹たる気持ちでいっぱいだった。

其れは昼過ぎまで—。



学校帰りに僕はいつも友美の家に通っている。
今日もいつも通り通うつもりだ。

(ピンポーン)

気のせいか、友美の親が出てくるのに少し時間がかかったような気がした。

2回目のインターホンを押してみた、が、出なかった。

僕は気になって庭に行ってみた。

其の窓を覗くと、友美の母さんが電話をしているのが見えた。


「え!?本当ですか!?」

友美の母さんは驚いている。
何の事か全くわからなかった。

「×○病院の・・・、」
其の言葉が聞こえた時、僕は本気で走った。

—運悪く雨がポツポツ降り始め、軈ては土砂降りになった。

僕は全速力で突っ走っている。





病院に着いた時、僕はかなりビショビショだった。

そんな事気にも留めずに、僕は病院のロビーで、
「友美!!友美はどこですか!?」
と訊いた。

階と号室を聞いたら、階段で駆け上がった。
エレベーターなんかを待ってられない。


足は当然疲れるものだが、一刻も早く友美に会いたい。
という気持ちだけが足を動かせていた。