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ダーク・ファンタジー小説
- Re: トランプゲーム。 実.況.者 ( No.6 )
- 日時: 2015/10/09 20:17
- 名前: 泉 (ID: H9DI71mW)
〜ハート:3〜
指定されていた建物の特徴は3つ。
電波無しで戸も開かない閉鎖空間だと言う事。
とても広いと言う事。
そして、レトルト達以外に人は居ない事。
「ねぇレトさん。」
親友であるP-Pが問いかける。
「此処にテーブルがある。それに椅子も4脚。」
どれどれ……と見るレトルト。
其処には、確かにテーブルと椅子が4脚置いてあった。
「何やろ。しかもマークが着いてるなぁ。」
ハート、スペード、クラブ、ダイヤ…。
どうやらトランプマークの様だ。
「此処に座れって言う事かな…?」
手持ちのカードと椅子を見比べるP-P。
スペードが描かれてある椅子に腰を降ろした。
すると、ガチャリと言う鈍い音と共にP-Pの身体が椅子に固定されてしまった。
慌てる二人。
「どうなっとるんや…!?」
レトルトは焦りながらもハートの椅子に座る。
するとやはり、ベルトで固定されてしまった。
もう身動きも取れない。
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