PR
ダーク・ファンタジー小説
- Re: トランプゲーム。 実.況.者 ( No.8 )
- 日時: 2015/10/10 06:11
- 名前: 泉 (ID: H9DI71mW)
〜スペード:2〜
此処に来てしばらくしてからだった。
「おぉ〜広い〜。」
等の間抜けな、でも聞き覚えのある声が響いたのは。
「キヨ君やない?あんな間抜けな声彼奴にしか出せへんよ。」
クク、と笑いながらレトルトは言う。
P-Pもつられて吹き出して、
「そうだね、本当に面白い。」
と笑った。
声の主は直ぐにこの椅子を見付け、案の定ベルトの餌食となった。
「そういえばさぁ、レトさんとクソメガネ。」
クソメガネって何なの!?
まぁいつもの事だ。
放って置こう。
「コレ貰った?」
キヨの問い掛けでふと我に返る。
テーブルにはダイヤのAが一枚。
貰ったで、とレトルトも出したので
「あるよ。僕はスペードのA。」
と三枚並べてトランプカードを置いた。
「そう言えばさ、これって何の為に集められたの?」
ずっと気になっていた事だ。
分からない、と二人は首を横に振った。
その時だった。
PR