ダーク・ファンタジー小説
- Re: 危機を免れた一人の少年の物語 〜ウイルスの脅威〜 ( No.4 )
- 日時: 2016/10/16 17:23
- 名前: ブルーオーガー (ID: o4cexdZf)
どうも、お久しぶりです。最近は入試があったので、全然書けなかったです。もう、終わりが見えてきたので、ガンガン書いていこうと思います。
俺は止めることなく、ゲームをやり続けていた。もう、五時を過ぎているが、疲れは少しも感じていなかった。
時には笑い、時には悔しがり……………。何時間もかけて、レイに挑戦していった。
だが、レイは次元が違っていた。何回やっても、惜しい時はあったが勝ことはできなかった。でも、諦めようとは思わなかった。それぐらいゲームにはまっているんだ。
「くっそおおー!!一回も勝てないよ…………」
俺は悔しさをあらわにそう叫んだ。
「今日も負け無しだね。僕の努力には勝てるわけが無いよ」
レイは笑みを浮かべながらそう言った。多分、レイはおふざけで言ったんだろう。俺とユウジには、そのことが悟れた。
「じゃあ、俺が二番目だな。そうなると、ヒデキが三番目だな」
ユウジも笑いながらそう言った。俺はすかさず言い返した。
「いや!俺が二番目だよ!ユウジが三番目だよ」
「いーや、お前が三番目だ」
「いやいや、お前が三番目だ」
互いに譲ることなく、言い合いが続いていった。かなり長かったはずだが、無意識に笑顔になっていた。
だが、いつまで経っても終わりが見えないので、
「レイはどっちが強いと思う!?もちろん僕だよね?」
俺はそう尋ねた。
「うーん……………」
レイは手を顎に当て、しばらく考え込んでいた。
「どっちもどっちだから、じゃんけんで決めるんだ」
予想もしない答えが返ってきた。なので早速…………
「いくよー………じゃんけんポイッ!!!」
俺はグーを出した。ユウジはパーだった。今日は俺の負けだった。
「よっしゃあー!!!俺の勝ちだー!!」
「くっそおー!!また負けた…………」
「俺の方が強いぞーー!!!あーはっはっはっは」
「運だけな」
レイがナイスなツッコミをしてくれた。
「じゃあ、気持ちがよくなったところで…………そろそろ帰ろうかな」
俺はムッとした顔で、
「おう!今度は負けないからな」
「じゃあ、僕も帰るよ。またの挑戦を待っているよ」
「レイには勝てたことが無いからなあ…………。まあ、頑張ってみるよ」
「じゃあな」
「おう、レイ、ユウジ、また遊ぼうな」
手を振って見送ったら、家に戻っていった。