ダーク・ファンタジー小説
- Divine Force 番外編オブ参照100突破 ( No.10 )
- 日時: 2016/11/05 20:24
- 名前: 葉桜 來夢 ◆hNFvVpTAsY (ID: q9MLk5x4)
「と、いうわけで参照100突破、ありがとー!どんどんぱふぱふ!」
「なんでお前がここにいるんだよ、悠那」
「だって私、本編じゃ出番回ってこないし……」
そりゃそうだろ。お前今行方不明になってるじゃねぇか。
番外編でもメタ発言を連発していくつもりなのか。
「しっかしここ、何処なんだよ……」
周りを見渡すと、いつ連れてこられたのか分からないが謎のパーティー会場が広がっていた。
あれ?今さっきまで俺、ステラと話してたよな……?
「参照突破お祝いの空間。私が作った」
「え!?お前空間作れたの!?初耳だぞ!?」
まさか実の妹が超能力者だったとは……
これは流石に驚きを隠せないぞ。
「うーん、ディバインフォースってことにしといてー」
「その単語はまだ本編に登場してないぞー!」
「概要説明にあるから大丈夫でしょ。もっと頭を柔らかくしてよ、お兄ちゃん」
番外編だからってメタ発言を連発していいってもんでもないぞ、妹よ……。
概要説明って。そんなのお兄ちゃんまったく知りません。知りませんよ。
「はぁ……。結局何がしたいんだ?これって」
「こんな馬鹿みたいな掛け合いに満ちた題名顔負けの小説を読んでくれてありがとうございます!っていう感謝の気持ちを読者の皆様に表そうと思って」
「あぁ……メタい上に自虐発言までしちゃうのかー」
「それと作者さんが馬鹿な掛け合いが書きたくなったって言ってた」
……なんだそれ。なんだその理由は。
お願いだからそう言うのは他の小説でやって欲しい。
俺迫真のシリアスシーンが台無しである。
「そんなこと言いながらお兄ちゃん、私に乗ってきちゃってるじゃん」
「うっ……その通りだけどな……」
返す言葉もねえよ。
ていうかこれ、本当は真面目な小説の筈なんだが……。
どうしてこんなことになってしまったのか。
「結構ダークファンタジーの枠に収まるか怪しいよね。特にダークがwww」
「やめろ!語尾にダブリューを付けるな!」
これはあくまで小説なんだぞ、妹よ!
「(笑)」とかも禁止だからな!
「ちなみにお兄ちゃん、『とか』って重ねて使わないといけないんだよ」
「お前に国語の先生が言うような指摘すると俺の腹が立つぜ」
「腹は立たないよ?自立しないよ?」
「まぁ、腹は立たないよなぁ……」
そのまま歩き出しでもしたらホラーである。考えたくもない。
ん?じゃあここでの立つってどういう意味なんだろうか。
まぁ、掘り下げる話題でもないし、また今度。
◆◆◆
「という訳で、divine force、参照100突破しました!ありがとうございます!」
「次の番外編は参照500を予定してます……ってこれおこがまし過ぎるだろ!」
「皆、次の番外編で会おうね!以上、皆のアイドル、悠那ちゃんでしたー!」
「これからも頑張っていくのでよろしくお願いします」
「じゃ、お兄ちゃん早く助けに来てねー。マグマだらけのお城で待ってるから」
「言っとくけど悠那、俺は赤い帽子の配管工でもなんでもないからな……」
fin