ダーク・ファンタジー小説

Divine Force 番外編オブ参照500突破 ( No.25 )
日時: 2017/03/26 16:11
名前: 葉桜 來夢 ◆hNFvVpTAsY (ID: q9MLk5x4)

「第2章開始だと思った?残念!皆のアイドル悠那ちゃんでした!」
「開始早々読者様を煽るな」
「出番があまりにもないから暇で暇で……」
そりゃそうだろうが。前にも言ったけどお前行方不明だっつの。
ここにいること自体がおかしいことだと気付いて欲しい。
というかいつの間にかまたこの空間に迷い込んでしまった。
「ふむふむ……中々興味深い部屋だね」
待て。今何故か俺達以外の人物の声がしたぞ。
そして悲しいことにこの声には聞き覚えがある。

「あっ、翔君!ここは一体全体何処なのかな?」

なんでお前がここにいるんだ、ステラ……
いよいよ滅茶苦茶になってきたぞ。
出会ってはいけない二人が出会っちゃってるからね!?
「はっ、まさか君が澤村悠那……!?」
待て待て待て、いくら番外だとはいえ自由すぎるぞ。
それと悠那、お前はノリノリになって不敵な笑み浮かべるのをやめろ……
決して『探していた妹がラスボスになってた』っていうオチではないからな!
「そう、私が澤村悠那!……えーっと……」
「あとの台詞ぐらい考えておけよ!」
見切り発車が過ぎるだろ。突っ込みが追いつかねえからな。
それっぽい事言っておけばいいものを、まったく……
「じゃあお兄ちゃんが考えてよ」
「少し投げやり過ぎないかな!いきなり考えろと!」
「ふふっ、君達は本当に息がぴったりだね…漫才師にでもなるのかい?」
「いやステラも共犯だからな!?」
駄目だ、二人も相手してたら俺の身が持たない……。
えーっと、かっこいい台詞だったか?
「あー……こんなのはどうだ?暗黒を司る伝説の吸け」

◆◆◆
「と!言う訳で、『Divine Force』第1章完結しました!」
「あと、参照500突破感謝です……これで良いのかい?」
「待て!なんで俺の台詞が割愛されてるんだ!」
「作者の事情だよお兄ちゃん」
「いや、作者は関係ないだろ……」
「そのうち分かる!」
「分かってたまるか!」
多分本編よりここの方が疲れている気がするぞ、俺……。
ここは気分を切り替えてきちんとお知らせをしなければ。
「あー、次の番外編は参照1000記念です、って毎度ながらおこがましいにも程があるぞ」
「まだ二回目だけどね。それとお兄ちゃん、裏にも何か書いてあるよ」
「は?裏?まだなんかあるのか?」
俺は台本(カンペというと聞こえが悪い)をピラっと捲り、裏の文を読んだ。
「えー……出番が無い悠那ちゃんの為に『Another Side』を執筆中です……は?」
「という訳で悠那ちゃん主人公の番外編を投稿するよ!
本編では回収しきれない世界観を拾っていくから応援よろしく!」
「……もう突っ込む気も起きねぇよ……」
「翔君が憔悴仕切ったところで、私達の詳細設定、そして第2章開幕と行こうか。
これからも私達の世界『Divine Force』をよろしく、読者諸君」

fin