ダーク・ファンタジー小説

Re: ネバーランドの真相。 ( No.16 )
日時: 2017/01/10 18:20
名前: 青らりP (ID: KwIJCRrJ)  

「ねぇ、じゃあ聞いてもいいかな?」

ヒロキがカナコにそう訪ねた。

「んー、いいよ〜!何でも答える!」

ニコニコしながらそれに彼女は応じると、ヒロキも微笑んだ。そしてこう問う。

「順番に聞くね?まず、ここはどこなの?」

「ここはネバーランド。永遠に不老不死の幻の夢国。定員は12人で、来た人は瞳の色が変わるの。あー、私とここの想像主の人達は変わんないけどね。」

淡々とネバーランドの事について詳しく説明をするカナコ。ヒロキは頷きながらその話をききいる。そして、カナコが話終えると、次の質問に入る。

「それじゃあ、僕らをここに連れてきたのは何故?」

「ん〜、それは私の創造主に頼まれたから私は知らないなぁ〜。他に質問はぁ?」

困ったような顔をしながら、カナコは頭を掻きそう答えた。ヒロキは、

「もういいよ。ありがとう、満足した。」

優しい笑みを浮かべながら、ヒロキは
カナコにそう言った。

「僕から質問いいー?創造主っていうのは何?」

そこで割り込むようにして朱兎はそうカナコに問った。すると、

「創造主。それを脳内で造り上げ、それを現実に造り上げる能力を持つ人物のこと。どこかのむっずーい本にそう書いてたんだ。つまり、カナを造った人だよ。というか、このネバーランドごと造った人。名前は…」

すると、何かを思い付いたと言うようにタスクが静かに呟いた。

「俺達をここへ誘ったピーターとか言う奴か?」

「ご名答!!」

パチンと指を鳴らし、カナコはそう笑った。

「…時間だ。」

その時、そう誰かが囁いた。その声に気づいたのは、一人の人間だけだった。



〜こうして、彼等9人の子供達は〜

〜一味も二味も違う青春に〜

〜巻き込まれる事になる〜