ダーク・ファンタジー小説

Re: チェンジ・ザ・ワールド 第1章 ( No.15 )
日時: 2017/08/29 00:47
名前: 和花。 (ID: qU5F42BG)

5話 旅立ち

パーティーから一夜あけ、ついに旅立つ日が来た。
昨晩は城に泊まらせてもらった。ふかふかのベッドだったためよく眠れた。

そして、門の前についた。

「いよいよだね〜」
「目的、わすれないでよ」

「フレイ様!」

後ろを向くと兵士がよこ一列に並んでいた。
その後ろには、船着場の店主のボブ(通称ふっくらおじさん)、
八百屋のオバチャンに花屋の看板娘のヒメカもいる。
他にもたくさんの人々が来ていてくれた。
みんな、孤児院の頃に良くしてくれた人達だった。

「いよいよ旅立たれますね。国は私達 緑国兵士団 にお任せください」

唯一の女兵士で団長のルミネが言う。

「任せたぜ。まっ、ドジらないようにな!」
「も、もう! 大丈夫ですからさっさと行ってください!」

周りが笑いで包まれる。
やっぱり、別れるときは笑顔の方がいいのか。

「さて、行くぞ。」

こんなんじゃいつまでたっても行けない。

「そうだね。じゃあ、行ってきます!」

ミントがみんなに向かって笑顔で言う。
俺には絶対できっこない。

「生きて帰ってくんだぞ〜」
「皇帝なんかに負けんじゃないよ」
「各地で活動している反乱軍のメンバーにもよろしくね〜」

門が閉まるまで声は聞こえていた。
みんなが俺達に期待している。
だからやってやるさ。
みんなの気持ち、院長、前女王様の願いのためにも。

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5話、終了です。そして、第1章も終了です!

やっと旅に出たレオン達。
さて、その旅には何が待っているのか……ッ!

次回 第2章開始です!
どうぞご期待ください!

お読みいただきありがとうございました。

オマケ
八百屋のオバチャン。オバチャンってのが名前です。
昭和的なおばさんで天パに赤い口紅。57歳。
実はボブのお嫁さんです。