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ダーク・ファンタジー小説
- Re: Chage the world −チェンジ・ザ・ワールド− ( No.33 )
- 日時: 2017/10/27 20:33
- 名前: 和花。 (ID: qU5F42BG)
17話 帝国の中では
「だいたいの事は先輩から聞いたんだ。そのあと僕が独自に調べてわかった事が2つある。」
薬品棚の隣にある本棚からシドさんはとある本を取り出した。
本というよりは、ノートに近く、使い込まれているようだった。
「1つは皇帝について。僕達が入ったときには皇帝が豹変していたっていうけど、実際はわからないんだ。」
「なんで?」
「どこにもいなかったんだ。玉座にも、国にも。だからここ数年は何も起きなかったんだ。」
「へ〜 それで帝国が緩かったんだ。で、行方誰もしらないの?」
「1人だけ知っていると思われる人がいる。皇帝の側近、パナソなんだ。」
確かにあの男は何か知っているようだった。
戦っていてそう伝わってきた。
「色々とあの人、怪しいんだ。急に地位が高くなったり、神話とかに詳しいし。それに……」
『帝国を操っているのは、パナソなんだ。』
シドさん曰く、皇帝が全ての元凶ではないというのだ。
「証拠はあるのか?」
「あるよ。帝国が軍を動かすときは皇帝のOKを貰わないといけないんだけど、貰っていないで動かした事。」
「例えば?」
「召喚士の里を滅ぼしたときとか。全部、パナソの意図なんだ。何を企んでいるかは知らないけど…
ま、1つ目はこんな感じ。」
「じゃあ、2つ目は?」
「2つ目は… また今度。」
「なぜだ?」
「帝国の飛空艇が見えたんだ。だから…」
「そうか、なら行ってくる。女王様のところへ。」
「行ってらっしゃい。気をつけるんだよ。」
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皆さんお久しぶりです。
あまり時間がないのでクオリティが低くて申し訳ございません。
なんとか書きますのでお待ちください。
お読みいただきありがとうございました。
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