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ダーク・ファンタジー小説
- Re: Chage the world キャラ投票をリク依頼で開催中 ( No.56 )
- 日時: 2018/01/22 18:28
- 名前: 和花。 (ID: qU5F42BG)
29.5話 あの日の続き
「今回は何が目的なんだ…?」
コックピットから遠くの方で夜空が紅く光り、煙がたっているのが見えた。
緑の国が襲撃されている。聞いていたことが景色で目に入り、どんどん現実味を帯びてきた。
俺達が経験した7年前のあの日… 緑の国襲撃事件の続きが始まってしまった。
事件の時の帝国の目的は『反乱軍の壊滅』だったため、関わりの深かった孤児院が集中的に襲われた。
だが今回はバハムートを使い、国事態を襲っている。
再びルミネからの電話がかかってきた。
「メェ〜村など近辺の村などにも避難を要請しときました」
「都市のやつ達は?」
「城の地下にて避難しています。」
「戦状は?」
「レヴェリーからの派遣要員、反乱軍の皆様などで応戦していますが、バハムートの攻撃による被害が… ちょっと電話きります」
剣を取り出す音と共に電話が切れた。
「心あたりとか、あんの? ほら、国宝とか」
「国宝… あるって言われてっけど、実物は確認されてない」
「ふーん、お兄ちゃん、ホント〜?」
「そんな目で見んな! あるかもしれねぇって思っちまうだろ…」
フレイの口調からないのだろうと予測できる。
「まぁ、と・も・か・く、オレ達の故郷がピンチなんだ。準備はいいな。」
みな頷く。思いは同じだった。
「よし、行くぜ」
ユピテル号をジャングルの中で停め、俺達は緑の国へ走り出した。
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