ダーク・ファンタジー小説

Re: Oz Myth Story ー少女と5人の大賢者ー ( No.3 )
日時: 2017/10/04 15:46
名前: Alice (ID: 9ihy0/Vy)



『Story of the first which even isn't on a myth』


ー今から遠い昔のこと。何も無き大陸に1人の少年が佇んでいた。


少年は考えた。このつまらぬ場所を、毎日様々な事が起きる楽しいと思える環境を作る方法を。


少年は『考えたこと・ものを具現化する能力』を使える存在だった。


そこからまず、時間を形成する神、空間を形成する神、ものを形成する神を作り出したー。


ここまでは、まだ神話にすら載っていない始まりの話。


ここからは、ものを形成する神ー。オズのことを書いた神話のとあるページに書かれたお話である。


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『The origin of the belief』


ーその時、人々は愚かだった。

領地を手に入れるために、森を焼き、弱きものを支配し、戦争を起こし殺し合いなどをしていた。


そんな人々に愛想を尽かしたオズは、 神の怒りの鉄槌を食らわせた。

人々を傷つけた偉そうに佇んでいたものを殺し、武器を消した。

そして焼き払われた森や家々を修復し、弱きものを助けた。


それが人々がオズの信仰を始めるきっかけだった。


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『Running out of control in Oz』


ーオズの信仰が始まり、数百年の時がたった。


オズの信仰が始まってから、大きな争い事は起こっていない。


人々はひとつになり平和に、幸せに暮らしていた。


それをオズは嬉しく思い、何か人々に贈り物をしようと考えた。


そこでオズは近くに荒れ果てた土地があったので、そこに新たな森を作ろうと思った。


そんな矢先、オズの力は暴走した。暴走した力は誰にも止められず、大地から人々は消え、自然も全てなくなってしまった。

オズが自我を取り戻した頃には、何も無くなってしまっていた。


オズは自分のやってしまったことに怯え、そして深く悲しみのどん底へとたたき落とされた。

そして、また数百年の時がたった。

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『Birth of a wise man person』

立ち直ったオズは、また人間たちを生み出し、たくさんの自然を作り出した。


そしてまた自分が暴走した時、自分を止められるような大きな力を持つ5人の『大賢者』を生み出した。

大賢者を『世代交代』で継がせる義務を作ったあと、オズは自分の魂をふたつに分け、人々の中に紛れ込んだ。


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『The last chapter The world following peace』

ーそしてまた数千年の時がたった。


あの後この大陸は『アッシリア地方』と名付けられた。


そして、5つの国が誕生した。


依然として平和は続いている。しかしオズは元に戻ってはいない。


そして、現在に至るー。