ダーク・ファンタジー小説

Re: スキルワールド ( No.16 )
日時: 2018/04/11 21:17
名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)



 「 ・ ・ ・ ん.....?....」

 「どうした黒奈?、何かあったかぁ〜」

 「え..あ、いや何となく後ろに誰かがいた気がしてさ」

 「何だよそりゃ、ははは」

 「もー二人とも、無駄話してないで行くわよ」

 「あーはいはい分かったよジャッキー、黒奈も急ごうぜ」

 「そう...だね ・ ・ ・ ・ 、?」


 色々と疑問が残りながらも先へと進むため足を進める友間、だが五人の後ろ背を見送る者も確かにいたのだった


 [〜少し進んで〜]

 「ここが....“例の場所”」 

 「そうみたいね、友間」

 そんな感じで一行が着いた場所は看板に『土神どがみ不動産』と書かれた不動産屋の事務所らしき建物だった

 「うっし!、じゃあ入ってみんか」

 「あ〜京八、ここは一旦待った方がぁ」

 「龍紀..?、どうした怖ぇのかよ?」

 「いや、そうじゃなくて敵のスキルも分からないまま乗り込むのはマズイんじゃ」

 「ならどうするってんだよ?」

 「ここは一旦、退いた方が....」

 「バカ言うなよ龍紀、男が目の前にあるもん取らずにどうするってんだよ!」

 「あーもー男なら静かにしてなさいよ京八!」

 「じゃあ、どうするってんだよ?」

 「あ....あの私...、私に考えが...」

 「お! シセラ、何か考えでもあんのか」


 ・ ・ ・ ー・

 ・ ・ ー・ ・

 ・ ー・ ・ ・


 五人全員は一旦、ストラングが用意している少々古い賃貸アパートへと戻ってきた

 「でっ黒奈、計画は何だったっけ?」

 「はぁー.....だから、夜になったら不動産屋に行ってみて組織の親玉らしき人物の跡を二人ぐらいで追ってみるんだってば」

 「あーそうだたっけ、えーと俺とジャッキーで尾行するんだっけ」

 「そういう事、気をつけてよ京八」

 「任しとけ黒奈、ところで....今って何時だ?」

 「ハァー、これは先が思いやられるかも」