ダーク・ファンタジー小説
- Re: スキルワールド ( No.18 )
- 日時: 2018/04/15 10:18
- 名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)
・ ・ ・ 。
無言の空気が気不味く押し積める部屋では、無言で何かをしているシセラと龍紀、そして何か話そうと必死な友間がいたのだった
「 ・ ・ ・ ね、ねぇ龍紀」
「んっ....何?友間」
「ところでさ、俺らってスキル使えるけどさ、何かスキル使える人とかの呼び方とかってあるの?」
「ん〜と....“アビリティア”って言ったと思うよ ・ ・ ・ 」
「 ・ ・ ・ (俺に話術の才能を誰かぁ〜〜)」
「ブゥー ブゥー )) 友間、京八からの電話が鳴ってるよ」
龍紀の呼び掛けでやっと電話が鳴ってるのに気づいたが、電話が鳴るのは二人に何かがあった時だけだ ・ ・ ・
友間は多少ながらも震えた手で自身のスマホを掴んだ、そして京八からの電話をとってみた
『あっ! やっと掛かったぜ、手短に説明すんが敵に見つかった!。...いや、俺の行動はもう既に敵に知られてたみてぇだ、そっちにも敵が来るかもし.....』
「もしもし京八!、どうしたの!!」
『チッ!、敵に囲まれた ((ツー、ツー』
「 ・ ・ ・ ヤバイ!龍紀!、身構えといて!、それとシセラも ((コン!コン!」
すると玄関の方からノックの音がして龍紀はハンドガンを構え、シセラは頭を抱えて目を瞑った
「じ、じゃあ俺が様子を見てくる」
「ああ、お願い友間」
そう言って返事した龍紀はまるで今までとは違うハンターの様な眼をしていた、友間は玄関へと慎重に近づき少し様子を伺った
コン!コン!.....、バン!!バン!!
「(こ、怖いな) ....は、は〜い誰でしょうかぁ?」
覗き穴から外を見てみる、大柄で髪を角切りにした男が立ってドアを叩いていた
「(や、ヤバそうだから開けない方が.....)」
「チッ!、こんなドアなど邪魔だ」
「へっ!、今なん...((ドゴッ!!」
ドアに突然として穴が空き、その穴から出ている腕でドアの鍵が開けられた
「ガチャ!)) やぁやあ諸君こんばんは、そして死ね!」
とうとう敵に部屋への侵入を許してしまった、そして友間の頬を冷や汗が垂れ落ちた......。