ダーク・ファンタジー小説

Re: スキルワールド ( No.24 )
日時: 2018/05/02 19:37
名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)



 「ガチャ! )) いらっしゃ〜い、ささっ入って入って」

 そう言って全員を誘導する美香、どうやら彼女は賃貸マンションを借りていたようだ

 「フゥ〜〜、さすがに戦いの後に長距離の移動はきついわねぇ」

 そう言いながらシセラを背から降ろすジャッキー、これを見習って友間も京八を床へと静かに寝かせた


   ビキッ!!!


 「イーテテテテェッ!!、こらゃ明日は全身が筋肉痛だな」


 苦笑いしながら言っている京八、かなり無茶をしていたようだ


 「ふふ、やっぱり京八は無茶が好きだね」

 「いやいや龍紀、俺はあんまり好きじゃねぇぞ」

 「そお?、昔から無茶する事が多かったし無茶してる時の京八って何か楽しそうだし格好良いよ?」

 「た、龍紀、お前は男だろうが、そのセリフは女になった時に言ってくれ」

 「照れてる?」

 「て、照れてねぇ...((ビキ!!」

 「あ〜らら、これはキツそうね京八」

 「そ、そんな事ねぇぞジャッキー」

 そう言って上半身を起き上がらせる京八、だがジャッキーはジトッとした目をして一言呟いた

 「ふ〜ん、そうなんだぁ〜」


    ・ ・ ・ バシンッ!!


 ジャッキーの平手打ちが京八の背中に直撃する、あまりの痛みに声は出さずも身を揺らして痛みの度合いを表していた

 「イ〜チチチチ!、何...すんだ、ジャッキー」

 「無茶する男って今時期はモテないわよ、明日は縛ってでも安静にしてもらうからね」

 「だけど任務があんじゃねぇか」

 「任務なら私達に任せて、ちょうど美香さんも居るんだし」

 「あ〜、その事だが私はやらんぞ」

 「えっ?、どうしてですか?」

 「私は別に助っ人しに現れたんじゃない、あくまでアンタらが任務を遂行できるように道をセッティングするだけだ」

 「じゃあ....。直接的には手は貸さない、という訳でしょうか?」

 「そーゆう事、これも社会勉強だと思って受け入れなさい」

 「そんじゃあ俺も明日...((バシンッ!!)..イーテテテ!!?」

 「だーから、あんたは明日はシセラと留守番よ!」

 「えー待ってくれジャッキー」

 「待たないし聞き入れません」


 そんなこんなで文句を言いながらも京八は、シセラと見張り役の友間の二人+美香と一緒に留守番となりました