ダーク・ファンタジー小説
- Re: スキルワールド ( No.31 )
- 日時: 2018/05/21 13:28
- 名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)
「はい!。じゃあ本題に入るけど、まずコイツの名前は“坂下 灯利(さかした ともり)”、ストラングでは初心者の戦術訓練をやってるの」
「ど、どうも.....。」
もう灯利には最初のような雰囲気は無くなっていて逆に小さくなってシセラのようにジャッキーの横で大人しくなっていた
「あー、いつもは“こんな”じゃないんだけど.....、実は男が全般的に苦手なのよね」
「??、おいおいジャッキー、俺を殴った時は全然そんな感じなかったぞ」
「それはフードで目を隠してたからよ京八、でもホントは極度って言って良いほどに男が苦手らしいのよね」
「は、はい、昔から男の人には慣れなくて、私自身そろそろ慣れたいんだけどね」
そう言ってチラッとフードから部屋の男子勢を見てみた灯利だが、また頬が赤くなってフードで再び顔を覆ってしまった
「ふ〜ん、ならさ京八や友間は置いといて僕はどうなの?」
そう龍紀は自身の顔を指差しながらジャッキーに聞いてみた、するとジャッキーの答える前に灯利から返答が返ってきた
「お、男の子だと意識....しなければ...多分ギリギリ....、大丈夫かと・・・・。」
「へ〜そうなんだ・・・・・ならさ♪、僕のこと男の子じゃなく女の子だと思って接してね」
「は、はい頑張って....みます.....。」
「おっ そうだジャッキー、そういえば俺らってストラングに援助頼んでたよな、その助っ人が灯利なのか?」
「い、いえ京八さん....、私以外に他にも人がいたんですが....道に迷ってしまったみたいで・・・・」
その時だった、ちょうど玄関のドアが勢い良く開いて二人の人物が息を途切らしながら現れた
「おいおい、鍵付きの玄関ドアの存在意義はドコ行っちまったんだ?」
そんな京八の疑問と共に二人の人物は部屋へと入ってきた