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ダーク・ファンタジー小説
- Re: スキルワールド ( No.44 )
- 日時: 2018/06/27 19:23
- 名前: マシュ&マロ (ID: BB67RT0Y)
「ヘッきし!!、ズズー....風邪でも引いたかな?」
「おいおい黒奈、今頃になって風邪引かれちゃあ困るぜ」
そう言ってから友間にティッシュを渡す京八、それを受け取った友間は鼻を拭った
「大丈夫だよ京八、それより龍紀達って何処に行っちゃたんだろね?」
「まーその内にでも戻ってくるだろ、そう簡単に潰れるタマじゃねぇしな」
「そうだね、それに今は別のことに気を使わなくちゃいけないしね」
そう言って友間はジャッキーの方に顔を向けてみた。ジャッキーは忙しなく部屋のあちらこちらを歩き回ってはブツブツと何かを呟いていた
「私ならできる、私ならできる、私はシセラを助けられる・・・・・。」
「おーいジャッキー、色々と大丈夫か?」
「んっ あ、うん....大丈夫よ..京八...。」
「まだ昼前だぞ?、気長に時間が来るのを待とうぜ」
「バカ言わないでよ京八、私にとっては大事な事なの!」
そんな事を言っているジャッキーの背後からは大丈夫には思えない赤黒いオーラが見えてきた
「土神ってのに会ったら妹を拐ってくれた事を後悔させてやるわ、フフフフ」
「きょ 京八、ホントに大丈夫かなジャッキー?」
「大丈夫だろ?、その内にでも収まるさ」
「そうだと良いんだけど」
多少の心配ありげに友間はジャッキーに目線を移した後に、まだ約束の時間にはならない時計へと視線を変えて呟いた
「シセラ.....、今頃どうしてるのかな...?」
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