ダーク・ファンタジー小説

Re: スキルワールド ( No.47 )
日時: 2019/08/05 22:27
名前: マシュ&マロ (ID: R9GAA8IU)



 9...、10...、0....。


 10秒が過ぎた時だった、周りにいた敵が一斉に襲いかかってくるが京八の方が早かった


 「バチ! バチ! バチ! )) まずは第一関門の突破だっ!!」

 そう京八は言ったかと思うと体の電流が大きくなり地面に向けて拳を振り落とした


 バッゴォオォオォォーーーンッ!!


 振り落とされた衝撃で土煙が舞い上がり辺り一帯が見えなくなる、この状況に友間は手探りで少しだけ歩いてみると・・・。

 「ガシッ!)) おい黒奈!、行くぜこっちだッ!!」

 友間の腕を掴んだのは京八の片手だった、そして京八のもう片手はジャッキーの手を引いていた

 「ゲホ!ゲホ!ゲホ!!、君ら絶対に逃がさないよ!、そしてシセラちゃんもねっ!!」

 姿が見えない土神の声が三人の耳元に聞こえてきたが、三人は構わずにその場を離れていった


 [〜 少し時間は進み 〜]

 「ハア ハア ハア どうやら敵からは逃げられたみたいだぜ、そんで今からどうするか?」

 「決まってるじゃない、シセラを見つけた出すのよ手分けしてね」

 「ならジャッキーは京八と行動して、まだ京八の状態が不安定だからね」

 「大丈夫だって俺の体はもう平き・・・・。」


 ビキッ!!!


 「いでっ!! ま、まあ俺一人でも大丈夫だぜ」

 「どこがよ!、意地を張るのは別のとこでやんなさい」

 こうして三人はジャッキーと京八、そして友間の2チームに別れて別行動をする事になった


 「〜 場所は変わって 〜」


 ここは真夜中の通りが少なくなった道路、そんな道路を何かが通り過ぎていった

 「私とした事が嬉しさのあまりに寝てしまったいた、しかし彼が生きてなければ私の喜びも無駄になってしまう」

 そう言いながら道路を高速で走っているのは、今日の朝方に散歩している友間の様子を伺っていた少女だった

 「早くお側に行かなければ、私の『運命のパートナー』の所に....。」

 そう呟いていると走っている脚にも力が入っていき少女の走る速度が上がった


 [〜 場所は戻って 〜]

 「シセラ〜! 居るの〜?、居るなら返事して〜!」

 大声でシセラを呼んでいる友間、だがこの倉庫には何も見当たらなかった

 「ん〜、シセラはどこに居るのかな?、無事だと良いんだけど....。」

 念のために倉庫の中をもう一度見てみる事にした友間、だがそんな友間の背後には何者が近づいてきていた