ダーク・ファンタジー小説
- Re: スキルワールド ( No.76 )
- 日時: 2018/10/25 17:22
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
美琴と伊月を使ってくれて嬉しいです!
- Re: スキルワールド ( No.78 )
- 日時: 2018/11/04 07:40
- 名前: 団子 (ID: grnWwvpR)
すごく面白いと思う
さすがはカキコ実力派のNo4だといったところか…
- Re: スキルワールド ( No.79 )
- 日時: 2018/11/13 13:32
- 名前: マシュ&マロ (ID: 4rycECWu)
ありがとうございますねにゃあこさん、そして団子さん♪
ですが団子さん、私なんて端くれの端くれですよ?
(それに執筆を開始してまだ一年ですし.....ですが!、感想を頂けたのは素直に嬉しかったですよ♪)
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ここはある町の路地裏、そこにいた友間は全身を燃え上がらせフラフラとしながらも伊月を見据えて対峙する。
「フー、死ぬかと思ったー.....というか一度死んでるけど....。」
「チッ!、面倒臭ぇタイプのスキルか」
「まあ、スキル発動中は死なないっていうのだけど死んだら死んだで生き返ると凄く体力を喰うんだよね」
「.....って事は、殺し続ければいつかは力尽きるんだよな?」
「あっ、これは嫌な予感がする」
ーーガシッ!
伊月の手が友間の足首を捕らえた同時になにふり構わず周囲に友間を叩きつけていき、友間の体は砕けて戻るの無限ループを続けていた。
「うえっ!、目が回っちゃうよ」
伊月の無慈悲とも言えるような行為に友間は自身スキルで持ちこたえているがどんどん体力が削れていく、そして友間の顔色から見ても長くは持ちそうになかった。
「視界が、そろそろ....ヤバ...イ..」
友間の視界が地面に叩き付けられる痛みと一緒に薄まっていく、そろそろ体力の限界なのだろう。
(ダメだ.....これは、...もう.....。)
そんな風に友間が力尽きかけた時だった、少し離れた所から誰かの声が聞こえてくるような気がし次に伊月の痛みに吠える声が聞こえた。
「おい黒奈っ!、しっかりしろ! 返事をしろやッ!」
「あ、れ...こんな所に京..八が、いる...?..」
「何寝ぼけた事言ってんだよ!、お前からの連絡があって来たんだろうが?」
「そうですよ友間さん、ちょっと遅くなりましたがお疲れ様です」
そう京八とニコラが言ったらしいが、この時の友間はよく聞き取ることが出来きなかった。
「よし!、お前は寝てろよ黒奈? こっからは俺の出番なんだからな」
そう言って京八は気絶してしまった友間をニコラに託すと首の骨をゴキゴキと鳴らし伊月と対峙した。
「友情劇はいつ見ても良いね、特に嘘臭い親友との約束のシーンとか特にね」
軽く挑発のつもりで口に出した伊月、だが憤慨すると思った京八本人はただ睨みつけるだけで、後ろにいるニコラにこんな伝言を伝えた。
「ニコラ、友間を病院に連れてくかどうかして助けてやってくれ。あともし友間が目覚めたのなら俺はちょっと帰りが遅くなるって伝えてくれ」
「でも、一人じゃ....」
“危険”と言おうとしたニコラだったが、今自分が意見する方が危険だと思い友間を引き連れて去って行ったのだった。
「スー...ハー.....これで伊月、お前と十二分に暴れられるぜ」
「それはこっちも同じだよ、無駄な障害物は少ない方がいいからな」
今にも一触即発な状況、お互いに相手を真っ直ぐと睨みつけている。そして今、同時に動き出したのであった。