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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 私の家族の話 ( No.2 )
- 日時: 2018/04/05 12:06
- 名前: 飯尾沙家 iiosa-ke (ID: cL1TK97H)
遥美Side 4歳
バシッ、バシッ 人の頬をたたく音
「お父さん、やめてあげてよぅ」
涙を堪えて言った私の声は、お兄ちゃんの頬をたたいているお父さんには届かず、
壁に吸い込まれったみたいだ。
お兄ちゃんは、悪くないのに……。
悪い子は、私だ。
私が転んだ時にお皿を割らなければ……。
私の失敗をお兄ちゃんがかばってくれたんだ。
お父さんはお皿を割った事が許せなかった。
けど、どっちが割ったのかは関係無かった。
だから、私をかばったお兄ちゃんがお父さんにたたかれる。
ごめんなさいお兄ちゃん ごめんなさいお父さん
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
誰か……助けて……
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