ダーク・ファンタジー小説

Re: sweet・love・story 〜もどかしいこの想い〜 ( No.1 )
日時: 2018/10/09 04:06
名前: 小川ミント (ID: ???)  

# 一話目((1、4、7話は、詩です


  〜アマオト〜

 _ぽちゃん。水溜まり、どんどん広がってゆく。
まるで私の心の中みたいに。
ぽちゃん。雫が落ちる。
木々の葉の中からしたたる。
涙も、それと化す。
 この雨が止まぬなら、てるてる坊主とでも作ろうか。
心の雨を止ませるのは_、アマオト。
ねぇ、アマオトよ、止んで。違う、
このまま永久に続いていて。
交差する。
これは、恋の象徴とも言える雨。
止んで欲しい。でも…
やっぱり、今は、このまま_。
 いつか、止むときには…。
隣。アマオトと替わり、いるのだろうか。
彼。でも、今は。
雨の中、耐えるから。
木々のように、雨で、育ってみせるって。
でも、やっぱり、傷は癒えない。
とりあえず、傘を開こう。
今だけの、傘を_。
 もうすぐ、この傘はジュミョウだね。
そうやって、思うよ。
_ぽちゃん。最期に近づく音。
今日こそは_。
 アマオト、これも恋の象徴のひとつだから。
あと、もう少し、止まないでいて_。



  〜解説〜
・雨がないと、木々は育たないように。
恋も、悲しみを経てからじゃないと、育たないってコト!!