ダーク・ファンタジー小説

Re: ユウとダン〜第一章〜 ( No.17 )
日時: 2018/12/30 10:39
名前: MRK (ID: FQvWtEF/)

簡易的なキャラクター説明です。奏だけ長くなりました(笑)
・「ロサリア・ユウ」…本作の主人公で、18歳。本名は「ロサリア」だが、ダンと出会い「ユウ」という名前を使うようになる。能力は腕に強力な光の力を宿す「輝砕きさい」。

・「ロサリア・ダン」…ユウのドッペルゲンガー。ユウとは性別が違い「男の娘」。右手にガントレットをつけているのが特徴。能力は闇の力を宿し、攻撃を当てると体力を吸収することができる「吸砕突きゅうさいとつ」。元「女子高生」だが、誰もそのことは知らない。能力で存在を奪うこともできるらしい。

・「乙崎紺乃おとざきこんの」…内気な29歳の女性。性格と容姿故に結婚できないと気付き始めているが、なかなか自信を持てない。能力は暗ければ暗いほど存在感が薄まる「灯りともりび」。

・「キグルミ/綾咲奏あやさきかなで」…ユウの友達で、17歳。恥ずかしがり屋な為、いつもは着ぐるみの姿でいる。着ぐるみでも素顔でもメガネをかけているため、「メガネをかけたキグルミ」で有名になっている。能力者では珍しく、2つの能力を持つ。髪は地面に届きそうなほど長いツインテール。本編では全く関係ないが、かなりの大金持ち。1つ目の能力はキグルミでのみ発動可能で、ダメージを与えるほど、またダメージを受けるほど攻撃力が上昇する「血祭り(ちまつり)」、2つ目の能力はキグルミ状態ではないときに発動可能で、特殊な卵の中に入り、内側から切り刻むことで一定時間音速を超えるスピードを手に入れる「悪魔の羽化あくまのうか」。この時はメガネを外していて、目が赤く光る。さらに敵を肉片一つ残さないほど切り刻まないと気が済まなくなるため、ほとんど使わない。

あけおめ♪「特別編」 ( No.18 )
日時: 2019/01/01 00:33
名前: MRK (ID: EFgY0ZUv)

「あけおめ♪ユウちゃんに抱負を聞いてみるよ!」
「今年の私の抱負は頑張りすぎないこと!頑張りすぎると無駄に疲れるからね。」
「ダンはどうなの?」
「僕は楽しむこと!まあいろいろだね!」

『ということで、『ユウとダン』、ことよろ♪』
(小説の内容とは全く関係ありません。自分の抱負です。)

Re: ユウとダン〜第一章〜 ( No.19 )
日時: 2019/01/17 22:42
名前: MRK (ID: nFRCnKe8)

私たちが寝ている間に、ダンが帰ってきた。電気を消していて、まだ寝ぼけてもいたため表情は分からなかったが、声からして様子が変だった。
「……チッ…何が『奪え』だよ…」
ダンは小声でそう言っていた。私に不満を持っている訳でもなさそうだし、紺乃さんもそんなことを考えるはずはない。私に伝えられない辛いことでもあったのかな、と思ったけど、敢えて考えないことにした。

Re: ユウとダン〜第一章〜 ( No.20 )
日時: 2019/01/21 16:48
名前: MRK (ID: dY22Nade)

私は、また寝ることにした。
-----------数時間後-----------

どこからか声が聞こえる。私にしか聞こえないのだろうか。家には私とダン、そして奏ちゃんしかいないのに、その声とは別だ。
「……君は、『花鈴』という女の子を知らないか?」
「ええと…知らないけど…?それが、どうしたの?」
姿が見えるようになってきた。フードを被った少年っぽいけど、青い腕が4本程度ある。私は敢えて名前を問わないことにした。
「そうか…知らない?……君の近くにいるはずだけどな…」
「……?まあ、いいか!私は、ロサリア・ユウ!そして、もう1人の私がロサリア・ダン!じゃあ、またいつか!」
「………いい名前じゃないか。『ロサリア・ユウ』、そして『ダン』、その名前は覚えておくよ。」
私の頭の中は「?」でいっぱいだったけど、持ち前の明るさで返事を返す。そうしたら、少年の姿は消えた。声も無くなった。

「フフ…『ユウ』は、面白い存在だな。…『花鈴』、つまり『彼』のことだということには気付いていないようだ…多目にみてやるか。」