ダーク・ファンタジー小説
- Re: ユウとダン〜第一章〜 ( No.6 )
- 日時: 2018/10/18 07:26
- 名前: MRK (ID: abkT6QGo)
《番外編〜ダンの過去〜》
僕の名前はロサリア・ダン、ユウの「ドッペルゲンガー」さ。彼女がよほどのことがない限り全てのことを僕任せにしていたら、僕は「奪う」つもりだ。僕が前に一度「影に存在自体を奪われた」ように。今の僕はユウと一緒に生活することが一番の楽しみだ。
「おやすみ、『僕』。今日はお疲れ様!」
「ああ、お疲れ様、ユウ!寝る前に、このガントレット外した方がいいかな?…ってもう寝ちゃったか。」
ユウが寝てしまった。まあ彼女も疲れているから仕方ない。
……さて、ユウが寝ている間に僕の過去を話すか。前の僕は普通の女子高生だった。一人称は変わらず僕で、めんどくさがりだった。名前はもう覚えていない。
「もう1人の僕がいたら楽になれると思うんだけどなぁ。」そう考えたことで、僕の人生は大きく変わった。まあいろいろあったが、一周回ってユウに会えたから今となってはそれでよかったけど。
〜順次更新〜
【次回もダンの過去について書こうと思います!今日は一応内容は考えてはいますが、編集した部分が消えるアクシデントがあり、45分程度時間が遅れてしまいましたので近日更新を行います。番外編1、2、3は>>3の続きの真夜中の話です。】
- Re: ユウとダン〜第一章〜 ( No.7 )
- 日時: 2018/10/16 07:29
- 名前: MRK (ID: OP8rm8tJ)
《〜第2話〜"彼女"は順風満帆に進んでいるはずだった〜》
さっき言った通り、「もう1人の自分がいたら」と僕は考えていた。
その次の日、僕は「影」に出会い、人生が変わった。ここまではユウと同じだ。
「こんにちは、そしてはじめまして。僕は君の分身さ。」
「……本当に、願いが叶ったんだ…」
このとき僕は少し驚き、そして喜んだ。
- Re: ユウとダン〜第一章〜 ( No.8 )
- 日時: 2018/10/16 19:49
- 名前: MRK (ID: OP8rm8tJ)
《〜第3話〜彼女は彼女自身に〜》
その影に出会ってから数日が経ち、僕はこんなことを言った。「過程より結果が欲しい」と。ここがユウとの大きな違いだ。
「まあ、君の為にはならないだろうけどいいよ、君の願いを叶えてあげるさ。」影は笑ってそう言った。
そのせいで僕自身の存在が奪われることに、前の「僕」は気付いていなかった。
……そろそろ眠たくなってきたから今日はここまでにしておこう。
—それでは、おやすみ、ユウ。