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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 白黒と虹色 ( No.7 )
- 日時: 2019/01/09 18:32
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
ルナエラ「ここが…空飛ぶ島…」
ルナエラは小さく呟いた。
???「アイセ、いるか?」
額から二本の角を生やした男がアイセのことを探して居る。アイセはその呼ぶ声を聞き
彼の元へ行く。鬼の名はロウガ、鍛冶をしている男だ。
ロウガ「少しお前用に武器を作ってみた」
桜の絵が描かれた二丁拳銃をアイセに渡した。それを見てアイセは驚いた。
アイセ「…ありがとうロウガさん!」
ロウガ「礼には及ばない」
そう言って彼はまた鍛冶屋へ戻ってしまった。
メル「ルナエラ〜!」
メルとイリスがルナエラの元に駆け寄って来た。
イリス「ルナエラさんはこの島には慣れましたか?」
ルナエラ「あぁ、ここまで綺麗なモノを見たことはない」
メル「そういえば、太陽が出てるのにフードは被らなくていいの?」
ルナエラ「ただ被ってただけだ。別にいらない」
前の時よりも明るくなった。混血とはいえかなりの実力を持つルナエラは頼りになる人物だ。
- Re: 白黒と虹色 ( No.8 )
- 日時: 2019/01/09 18:52
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
イリス「ルナエラさんは前世では虹の守護者の部下だったんですよね?」
ルナエラ「前世のアイセさんは女ではなく男だったことを覚えている」
ルナエラの脳裏に手を差し伸べる男の姿が蘇る。男の雰囲気とアイセの雰囲気は
そっくりだった。
メル「ねぇねぇ、前世のアイセって男だったんでしょ?どんな感じだったの?」
メルが悪戯っぽく聞く。ルナエラは少し考えてから答えた。
ルナエラ「端正な顔立ち、か?でもイケメン、という類に入っていると思う」
メル「へぇ!ちょっと見てみたいかも♪ルナエラと同じぐらいでしょ」
メルはイリスの肩からルナエラの肩に飛び乗ってルナエラの頬を突く。
ルナエラはメルを少し撫でイリスに手渡し首を横に振る。
ルナエラ「俺とあの人じゃ月とスッポンだ」
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