ダーク・ファンタジー小説

Re: 白黒と虹色 ( No.13 )
日時: 2019/01/11 21:46
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

エゼル、イリス、アイセ、メルの前に料理が並べられている。それもかなり手の凝ったモノだ。
それらを作ったのは全てジュードだ。
エゼル「すごい手の凝った料理だな」
イリス「料理、得意なんですか?ジュードさん」
ジュード「得意ってわけではないが…一人暮らしをしていたから料理はある程度できなければ
いけなかった」

アイセ「ジュードは小さい時から騎士になることが夢だったの?」
アイセは料理を食べ終え、そう聞いた。理由はないが気になったことだ。
ジュード「親は小さいときに死んで孤児だった。その時に国の騎士が戦っている姿を
見て憧れた」
アイセ「てことは自分もあんな風になりたい!て思って?」
ジュード「最初は馬鹿にされた。孤児が何を言うんだと…その時に親しくなったのがあの人だ」
メル「あの人?」
エゼル「イリアさん、か?」
エゼルの言葉に頷いた。
ジュード「あの人は騎士に孤児かどうかなんて関係ないと言って励ましてくれた」
—あぁ、成程。
ジュードはイリアに対してとても忠実、その忠実さはそのことも関係しているのだろう。