ダーク・ファンタジー小説

Re: 異能力+近未来 ( No.3 )
日時: 2019/04/05 14:55
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

異能対策刑事課一係、表では単に刑事課と呼ばれているが本来の名はこっちだ。その係の
使用が許された建物の部屋。
天海「大神、大神千夜おおがみせんやっていうんだけどね。ああいうの文武両道って
いるんだろうね。マミちゃんはどうなの?」
成神「え?私は運動も出来ないし勉強も並に出来る程度なので…」
25m泳げたことがない、持久走も後ろをずっと走っていた。そんな自分が刑事になれているのは
能力者だからというほうが強いだろう。
天海「能力者だからってワケでもないと思うよ俺は。染岡さんって俺たちと同じぐらいの年
だけど上に立つ人としては一級品だからね。それぞれの性格とかをすぐ理解して飼い慣らせる。
結構大神ってぶっきらぼうだから調査とかで誤解されがちなんだよねぇ」
成神「そうなんですか…」
天海「まぁ君がペアになるなら少しは変わるんじゃない?俺たちよりも真相に早く辿り着いて
先に行動するってのは大神はよくするから」
成神「やっぱり頭が良い人は違いますね…」
天海「そういえばマミちゃん、後天的な能力者なんだっけ?染岡さんが説明してくれたよ。
そんな不安にならなくて良いって。誰にでも話したくないことはあるし」
携帯の着信音がした。マミのスマホにLINEが入る。友達のミクからだ。
ミク『辛いことがあったら無理しないでよね!』
泣き顔のスタンプもメッセージと共に送られている。そのメッセージに成神真実は
『大丈夫、無理しないから』と送ってスマホを閉じた。
天海「どうした」
成神「友達からのラインです」