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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 異能力+近未来 ( No.6 )
- 日時: 2019/04/06 11:13
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
早乙女彩斗は成神真実に触れた。微かに彼の口角が上がる。
早乙女「面白いな二人とも。だけど千夜君、弟の言動に惑わされてはいけない。シックザール以外の
銃のトリガーを引いてはいけない。折角良い相棒を持ったんだから、な」
そう言って早乙女彩斗は部屋を出ていく。彼にはどんな未来が見えたのだろうか。それは彼にしか
分からない。戸惑う二人を見て染岡優真は心の中で笑みを浮かべた。
染岡「さぁ仕事だ仕事。二人とも特に大神、彼の言葉ちゃんと覚えておけよ」
大神「?はい」
染岡「それと誘拐事件の犯人、もう分かってるんだ」
綾辻「今から調べると言ってたではないですか!」
染岡優真は早乙女彩斗が置いていった紙切れを見せた。
染岡「丁寧に今調べてる事件のことも予知してくれたよ。犯人が隠れているのはつい最近
廃墟になったビルだ。その最上階に相手はいる。エレベーターは使えるようになってる。
犯人の名前は菅野義彦、監視カメラでも何度か姿を確認している。これからそのビルに
乗り込むが侵入するのは少人数に絞る。ってことで初仕事、頑張れよマミちゃん」
染岡優真は成神真実の両肩をポンポンと叩く。
染岡「中に入ったら二人だけになる。いざとなったらマミちゃんの事を頼むぜ大神」
車での移動中、助手席で成神真実は窓の外を見ていた。
大神「お前が刑事になったのには何かきっかけとかあるのか」
成神「キッカケ…能力に目覚めてから友達に勧められたんです。友達はマミちゃんなら
絶対なれるって、カッコイイ刑事になれるって言ってたけど私はあまりそうは思ってませんでした」
大神「何故そう思った」
成神「自分の思いもはっきり言えない、刑事って体力勝負なところもあるって思ってそれ考えたら
私は体力も無いので…まぁ結局押されて今に至ります」
返答はない。
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