PR
ダーク・ファンタジー小説
- Re: 異能力+近未来 ( No.7 )
- 日時: 2019/04/06 11:36
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
廃ビルに到着した。所々コケが生えている。
成神「確かビルのエレベーターはまだ使えるんですよね」
染岡「あぁ最上階は20階だからな。流石の犯人も上り切れないだろうよ。ここからは二人だけが
中に潜入し犯人を確保する、頼んだぞ」
二人は頷きビルの中に入った。だがドアが閉じられた時の音に違和感を感じた。カチャという
鍵を閉めるような音だ。中でも違和感に気が付いた。成神は上を見上げると監視カメラがあることに
気が付く。
大神「まだエレベーターは使えるな。目的地に到着する前に体力を消耗するわけにはいかない。
乗るぞ成神」
成神「はい」
二人はエレベーターに乗り込んだ。
大神「お前の資料に鎖を操る能力だと記述されてたが」
成神「あぁ、それですか。まだ覚醒したばかりの能力者なのでイマイチ能力を把握しきって
いませんけど拘束とかにも使えるんですよ。救助とかでも使えます」
大神「割と使い勝手が良い能力だな」
エレベーターは最上階で止まり扉が開いた。降りてから成神はシックザールを抜いた。
辺りを警戒しながら進む。電気は豆電球だけだ。
大神「止まれ成神」
成神真実は止まった。大神は上を見ろと合図する。上を見ると針の天井がある。よく見ると
下にはスイッチのようなものがある。大神は気付いていないようだが細い糸がある。足元に
気を付けろと言って気を付けても引っかかる可能性がある。ならここは自分の出番だと成神は
能力を使う。二人の頭上を鎖が飛び交う。
成神「ホントに細い糸です。でも足元に気を使う必要はありません。そこまでの重量は
なさそうなので鎖で防ぐことは出来ます。さぁ急ぎましょう」
PR