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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 異能力+近未来 ( No.9 )
- 日時: 2019/04/06 13:32
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
菅野「く、クソ!大金払ってまで雇った奴らが…!役に立たねえ傭兵め…」
傭兵…それなら戦闘経験も豊富であそこまで武器無しで戦えていたことも理解できる。
大神「処刑の時間だ」
シックザールを発砲する。青い光の弾が菅野を撃った。撃たれた菅野はゆっくりと地面に
倒れた。背後から微かに銃を構える音がした。銃口が二人に当てられる。暁と新だ。
暁「シックザール、だったか。それを置いて両手を上げろ」
シックザールを床に置く。成神は大神に小声でどうにかすると囁く。瞬間、二人が引き摺られる
ように窓を突き破りビルから飛び降りる。
新「なっ、ここから飛び降りるのか!?」
暁「成神って言ってたな。ソイツの能力だろ」
暁の手には鎖の欠片が握られていた。一方、飛び降りた二人は鎖を握っていた。鎖が命綱代わりに
なり二人をゆっくり地面に降ろす。
春日「まさか窓を突き破って飛び降りてくるとはね」
春日は微笑んだ。窓を突き破るところは見えていたようだ。
染岡「お疲れさん。さぁ帰還するか」
全員が頷いた。
別の場所で銃の発砲音が聞こえた。殺されたのは暁と新だ。殺したのは早乙女秀介。
秀介「十分役に立ってくれたよ。大神千夜そして成神真実という存在を見つけ出してくれたんだ」
早乙女秀介は笑みを浮かべた。
オフィスを出て成神は電話に出ていた。母親の真耶からだ。
真耶『お疲れねマミ、仕事が終わった後かしら』
成神「うん、丁度今終わって職場に帰って来たところ」
真耶『テレビでもやってるわよ。誘拐犯逮捕ってね。ペアの男の人はどうなの?』
成神「悪い人じゃないし良い人だよ。ホッとしてる」
真耶『そう。仕事上、無傷って言うのも難しいだろうけど気を付けるのよ。頑張ってね』
電話が切れた。スマホの電源を切った。
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