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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 勇者として召喚されたけど俺YOEEEな件 ( No.14 )
- 日時: 2020/03/22 08:01
- 名前: 自宅の防人 (ID: X1kgwzZ6)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
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太陽が東に沈みかけ、夕暮れが空を橙色に染める
日光をさえぎる物が多い森では、もう夜みたいな暗さだった
ぎゅるるぅ
強い空腹感に睡眠を邪魔され、目が覚める
「………あ、寝てた、のか。」
目を擦りながら体を起こし、
すっかり暗くなった周りを見る
「うわ、全く見えねぇ」
もう二度寝しようかな。
鑑定しまわった時もそうだけど、この『原始の森』はもともと魔物がいない。か、数が少ないのだろう。
まぁ明らかハイレベルな魔物しかいなさそうだし、うじゃうじゃ居たらそれはそれで絶対絶命だ。
「それより」
むっっちゃ腹減った。
眠りから覚めたのもほぼ空腹感にうなされたからである
でも寝起きで、全くやる気は出ない
「……何か、とりあえず腹を満たせればいいから適当に探さねーと……」
こんな暗闇の中で?と、頭では分かっていても、本当に腹が減った。
とりあえず寝るのに邪魔だから外していたマフラーを着て、聖剣はもう無視して、世界樹の盾を拾う
「と、クマのぬいぐるみ」
いや、聖剣を捨てるつもりはないよ?
仮にも勇者だし、後で拾いには行く。…………拾えたらの話だが。
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