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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 勇者として召喚されたけど俺YOEEEな件 ( No.16 )
- 日時: 2020/03/22 08:54
- 名前: 自宅の防人 (ID: X1kgwzZ6)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
最悪の事態を想定し、思わず息を呑んだ
すると、突如としてどこからか声がした。
頭に直接語りかけるような声だった
『……へぇ、避けたんだ。普通の人ならあのまま真っ二つ!だったよ?』
誰だ?
『それにしても、その外套、その盾も。君には勿体無いくらいの品物だね。その不思議な魔力を感じるクマちゃんのぬいぐるみは、よく分からないけど』
もしかして、さっき衝撃波を飛ばした奴か?
つか、もしかして心読まれてる?
『もしかしなくてもそうだね。後、衝撃波飛ばしたのは僕じゃないよ、その話は生き延びてからね。それより、気をつけたほうがいいよ。』
へ?
『今は影に隠れてるから見つかってないけど、衝撃波を飛ばした張本人がどんどん近づいて来てるよ。』
突然のことで頭が追いついていない
声からして多分男性だろうけど、女性って言われても頷けるぐらいには中性的な声だな……
思わず衝撃波が飛んできた方向に目を凝らす、が。暗くて何も見えない
暗いとはいえ、まだギリギリ遠くの草木が立体的に見える明るさだ。
それでもそれらしき姿さえない、となると……、どんだけ遠くから放ってきたんだ………?
今の状態は、影に入った、というより、影に浸かった。と言った方が正しいだろうな
優秀なのは分かるけど、どうやって抜け出すんだコレ?
『あぁ、手に力を込めて這い上がるようにすると戻れるよ。まぁ今戻っても気配がバレるだけで、すぐ死ぬと思うけど』
え、じゃあ駄目じゃん。
『駄目だねー』
いや何他人事みたいに話してんだよ!つーかお前誰だよ!
『いや、その話は後でって言ったじゃん。今は悪いけど隠れるしかないんだって……』
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