ダーク・ファンタジー小説
- Re: 勇者として召喚されたけど俺YOEEEな件 ( No.20 )
- 日時: 2020/03/22 14:42
- 名前: 自宅の防人 (ID: X1kgwzZ6)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
それからだいぶ影の中を泳い……いや、やっぱり走ったのほうがやっぱ合ってる気がする。
とにかく、かなり距離を空けて何の物音もしなくなったのを確認し、影から出る
あ、地面にうつってる影は手を使って這い上がるように出たが、立体的な物体から出る時はそのままの姿勢で影の外に向かって歩くだけで出られるのか。
『便利だなぁ。その外套』
確かに、これがなかったら絶望的状況にあっただろうな。
まぁそれはともかく、
「こんだけ距離空けたら大丈夫だろ」
『うん。完全に奴の魔力探知の範囲外に出てるから大丈夫だと思うよ。』
魔力探知って何ですかい……。
言葉の意味で大体理解できるが、やはり異世界。分からないことだらけである。
こいつの存在自体知ったの今日だし、まだまだ話足りてねーな。
明日ゆっくり話しあって、それからどこ行くか決めよう
今日はもう本当に疲れた
「寝る」
俺がそういうと、聖剣は呆れたような声で
「さっきあんだけ大変な目にあったのに……、君はもうちょっと危機感を覚えるべきだよ。
………眠いなら木の木陰に隠れて寝てね。見張りは僕がしとくから。」
「……わりぃ、任せた」
もう俺が睡魔に耐えれる時間は1分とないだろう
のろのろと体を動かし、適当に見つかりにくそうな木陰を選び、かた膝を立てて座るような姿勢で寝た
………あれ、大事なことを何度も忘れてる気がする。
あ、
「マカミちゃん!」
『わ!びっくりさせないでよ!』
やっべぇ!完全に忘れてた!!
全力で探さねーと!つか生きてるのかさえ怪しいんだが!!
『だ、大丈夫だって!あの子は鼻が利くし、賢い子だから木の実でも食べて生きてるって!
今日は体を休めて、明日の朝、捜そう。本当に疲れてるようだから、ゆっくり休みなさい。』
「いや、流石に丸一日放置とか危険極まりないと思うぞ……」
『お・や・す・み!』
「あ、はい」
頭の片隅にどこか疑問を感じる自分が居るが、今日は疲れたし、聖剣の言う通り今日はもう寝よう