ダーク・ファンタジー小説

Re: Jet black- Butler&Lady ( No.2 )
日時: 2020/08/10 16:30
名前: 雪林檎 ◆iPZ3/IklKM (ID: w1UoqX1L)

【 Character 】

≪私は……誰?≫
◇ベルデ・グランヴィル Verde・Granville
 広大な領地を治めているグランヴィル伯爵家・現当主の深緑の髪と紅茶色の瞳を持った少女。物語開始時15歳。
長い髪を耳の下で二つのお団子に結っている、情報仕立て屋が仕立てたゴスロリチックのデザインを好んでいつも落ち着いた色のドレスを着ている。美少女。
細身で華奢な体躯で元々、身体が弱く喘息持ちで猫アレルギー。
内向的で後ろ向きの思考していて何らかの原因から記憶を失っている。

≪こういう時はすぐに呼んで下さい≫
◆キール・アレスター keel・Arrester
 黒髪にアメジストの瞳を持った美しい4歳上の青年。高身長。
ベルデとは幼馴染だと言う。品位・教養・武術・料理・容姿など、すべてにおいて完璧。
孤児院育ちらしく見下されることが多いが表情を変えず、耐えている。
彼が表情を変えるのはベルデだけ。
その物腰は柔らかく極めて謙虚でベルデの事を一番に考えているのだが、慇懃無礼に毒舌や皮肉を吐くことがある。
初めての事も卒なくこなすことが出来、少しの事じゃ疲れない。
従順なる守護を執り行う秘書兼執事、燕尾服を着ている。ルーカスを嫌っている模様。

≪褒めても俺からは残念ながら何も出ませんよ≫
◆ルーカス・ノルマンディー Lucas・Normandy
 実はベルデの元・婚約者。彼は知られたくなかったよう。 
赤みがある金髪に翡翠の瞳を持つベルデと一つ下の少年で従弟。
剣術を得意としている。
軽薄で小生意気な性格だが愚痴をこぼしながらも与えられた役目はきっちりこなす。
交友関係が広く社交的な面もある。
また、幽霊などが苦手。影で歳が一つ上であるベルデを「クソガキ」、「ひよこ豆」と蔑んでいる。
新たに付いた守護を執り行う秘書兼執事。

≪やあ、吾輩は情報仕立て屋だよ〜今後ともどうぞ御贔屓に〜≫
◆情報仕立て屋
 グランヴィル伯爵家御用達の情報屋、もはや服の仕立ても何もかも出来るので何でも屋と言った方が良い。
ファッションの事にはちょっと煩い。
自分の事を一切話そうとせず口癖は「御想像に任せるよ」。
独特の笑い方と一人称や口癖、そして特徴的なミルクティー色の髪で目元を隠している。小さな涙ぼくろがある。

≪良かった……心配したのよ、ベルデっ!!≫
◇ルージュ・ノルマンディー Rouge・Normandy
 ベルデの伯母であり、ルーカスの母親。肩で切り揃えられた赤レンガ色の髪が特徴的。
非常に厳格で規律に厳しく、惰性と欲を何より嫌う。
噂では、名門ウィリアム寄宿学校時代に見初められ結婚した模様、口々にルーカスを叱っているが家族の事が大切。
結婚後も日々の鍛錬を怠らず、若き日の強さと美貌を保っている。
フェンシングの他に狩猟も得意としている。
一方では「社交界の高き薔薇」とも呼ばれる彼女は両親を亡くしてしまい記憶まで失ってしまったベルデを心底可愛がっている。

≪一応、自己紹介をするわね。英国女王であるヴィクトリアと言うわ≫
◇ヴィクトリア Victoria
 英国女王。 
ベルデを「姫」と呼び、今は亡きベルデの父・ジョージアのことも高く買っている。
長いオフホワイト色の髪と白薔薇を髪飾りにし、その顔立ちに映えるブルネットの瞳が特徴的な、花嫁のようなドレスに身を包んでいる。
いつも微笑みを絶やさず誰に対してもフレンドリー。無邪気で子供っぽいが、穏やかで包容力があり、心優しい。
しかしながら華やかなその外見と大聖母のような性格とは異なり、自分の欲求を満たせない者への処罰時には厳格で冷酷になる。
薔薇には執着が凄く、白いことにこだわりを持っている。

≪ボクはザーシャ・カルティア。仕事はキール君達と同じかな、ちょっと戦闘が多いだけで≫
◆ザーシャ・カルティア Sascha・Cartia
 一人称は「ボク」。
黒髪を三つ編みに結った少年で女の子っぽい緑の蛍光色の猫目に眼鏡を掛けている。
人間の命や進化に異常なまでの興味を抱いている。
いわば変人、あるまじき行為、喋り方をする。対等に女王と会話ができる唯一の存在で守護を執り行う秘書兼執事で白い燕尾服を身に着けている。

《お着替えに参りました、専属メイドのマルシェと申します≫
◇マルシェ・エイリー Marche・Ary
 ベルデの専属メイド。
雀斑に栗毛を結ってメイドの服を着こなした陽気な雰囲気が漂う女性。
明るくて優しい、ヴィクトリアを強く支持している。

≪是非、アイビーとお呼びになって下さい≫
◇アイビー・エインズワース Ivy・Ainsworth
 茶の混ざった金髪に碧眼と言った純イギリス人。
侯爵夫人でベルデと歳が離れているが仲が良かった模様。
夫を亡くしている。
キールと考えが同じでルーカスを目の敵にしている。


□???(レーヴ)Rave
 ベルデが創り出した幻想のような不安定でしかない存在で本人曰く「ベルデの道しるべ」。
鏡を合わせたようにベルデと瓜二つの容姿をして白いワイシャツに身を包んでいる。
少年に見えるが性別を判然出来ないほど美しく華奢。
切って張り付けたような微笑みを浮かべている。
心の中だけでなく現実でも現れることがある。


■ジョージア・グランヴィル Georgia・Granville
 故人。ベルデの父親。グランヴィル伯爵家先代当主。深緑の髪に金瞳。
常に穏やかで物腰の柔らかい人物で非常に頭の切れる利益主義者だったらしい。

□ソフィア・グランヴィル Sofia・Granville
 故人。ベルデの祖母。
グランヴィル伯爵家初の女当主を務めた偉大なる女性。