ダーク・ファンタジー小説

Re: 堕ちた少女は全てを喰らい、支配する ( No.5 )
日時: 2020/08/19 15:45
名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)

私達は魔力車に乗り、領域へと進んでいる。

どうやら魔力が動力源の様で、ロイズが消費しているようだ。

たまに私の魔力も吸われるけどねー。

「うん。じゃあ色々と教えるねー。まぁ、領域って言うのは、簡単に言えば貴族の領地?みたいな物だね!」

「あぁ〜なるほど。じゃあ、魔女である私が領主的な存在?」

「正解!魔女不在の為代理がいるけどね!で、領域には基本的に不可侵を定めているんだ。魔法の威力の差で魔女が必ず勝ってしまうからね。まぁ、僕としては、魔女様が無事なら何でも良いけど。」

「へぇ〜。不可侵て事は、領域が多数あるの?」

「うん!主には魔女が管理する領域と王国とかだね。不可侵にも例外はあるよ!悪意や害意を持って無ければ入る事も出来る所もあるし。そして、領域の結界は侵略して来た者が居るかを確認する事が出来る。ま、結界に触れちゃえば侵略もパーだって事!」

「そしてその結界をロイズが維持していると…なんか…ありがとね?」

魔女不在の間に侵略者とか居たらやばいからね。うん。ロイズ、ありがと。

「後は…あ!僕の事かな?闇の従者は、闇の魔女に付き従う者の事だね。ちょっと違うけど闇の眷属っていうのも居るね。まぁそれは、魔女が創り出した者の事を言ったりするね。」

「創り出すって事は、作るって事?闇の力で生物作れんの!?」

これには私もびっくりだ。生み出すとかならまだマシよ。でもさ、人造人間っておかしくない?闇の力で作れるのおかしくない?

「うーん。あんまり詳しくは無いけど、他の魔女についても言っておこうかな?炎の魔女レイア。氷の魔女キララ。風の魔女エリカ。地の魔女ユリナ。光の魔女クレア。僕が知ってるのは、光の魔女の領域が神国と合併している事だけだよ。さて、そろそろ森に入るよ!」

魔力車は森の中に入った。綺麗に道は整備されてある。生物や植物が沢山居た。

風が気持ちいい。温度も快適だ。

「もう少しで結界に着くよ!結界の付近は魔力の溜まり場だから魔力が無い状態で行くと危険だからね!」

「あーうん。分かった。」