ダーク・ファンタジー小説

Re: 堕ちた少女は全てを喰らい、支配する ( No.6 )
日時: 2020/08/30 13:27
名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)

結界と思わしき所に着いた。両側の木に結晶が見えたのでここが結界で間違いないと思う。

「今結界の設定をするから待っててね。魔女様を領域の管理者と認識する様にやってるよ。魔力は吸われないから心配はしないでいいよ。」

「そういえば、大半の魔力はここにあるの?」

「うん。魔女様を屋敷に送り届けた後に取りに戻るよ。」

屋敷があるんだね。森の中からいきなりどーん!って出てきそう。

「さ!結界を通れる様になったよ!まず屋敷に行くよ!こっち!」

ロイズに連れられて森の中を駆け抜けていく。木々の間から建物が見えたので近くにあるんだろうと思った。

しばらくして、屋敷に着いた。とてもデカい。普通にデカい。めっちゃデカい。うん。

「じゃあ、こっからは屋敷の使用人達に案内してもらってね。」

「ロイズ様。こちらが闇の魔女様でございますでしょうか?」

「うん。そうだよ。僕がちゃんと確認した。」

「闇の魔女様。無礼で無ければお名前をお聞かせ下さいませ。」

「あ、僕魔女様って言ってたから名前知らないわー。」

「えーと、柊 希空です。」

「これはこれは、希空様。わたくしは屋敷の管理官、家令のローデル・シュバインと申します。」

ローデル。で、良いのかな?この国の名前常識よく分からないからねー。

「ローデル?で良いんですかね?」

「ほっほっほ。そうでございます。ロイズ様が居なくなる間わたくしが屋敷の案内をさせて頂きます。」

「よろしくお願いします。と言いますか、私の事は疑わないんですか?」

「はて。何の事でございましょう?」

「魔女だっていうの、嘘だとか思わないんですか?」

「ロイズ様がそうと言われていますので、それに魔女の気配の様なものも感じられるので。」

「そ、そうですか。」

私は少し斜め下を見て言った。

【あとがき】
投稿遅れてすみません。
凄いだるくてー。
次回頑張ります。