ダーク・ファンタジー小説

Re: 堕ちた少女は全てを喰らい、支配する ( No.8 )
日時: 2020/09/28 18:59
名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)

屋敷の使用人に見送られ、2人は首都に向かって行った。

「で。魔女様はどこを見るの?首都って言っても観光名所とかは余り無いけどー?」

「ねぇ、首都で1番高い建物に行きたいんだけど、良い?」

「うん。良いよ!じゃ、僕の魔法で飛んでみようか!」

ロイズが目を瞑ると、ロイズを中心として魔法陣が出て来た。

「行くよ!飛行スカイ!」

「えっ?えっ...えーーーー!!!!」

魔法が発動するとロイズが空中を飛行していた。

そして、そのロイズに抱き抱えられ目的の建物に到着した。

「着いたよ。魔女様。ここが首都で1番高い建物。時計塔だよ!」

「あーーーーうんっ。」

一度も彼氏が出来なかった私を年頃の男の子が抱き抱えるだとーーーー!?

それは流石にヤバいです。

「空。綺麗だね。」

「うん。でも、ここは汚れてる。世界の器を少しずつ削っていってる。」

「世界の器?」

「あ、ううん。なんでもない。」