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私達は屋敷に戻った。

部屋でくつろいでいると、ローデルが何やら慌てた様子で駆け付けてきた。

「希空様。隣国のロヴェリア王国が我が領域に進軍する動きがあると報告がありました。」

「ロヴェリア王国？って何ですか？」

「希空様が来た方向の王国で御座います。」

ん？来た方向？もしかして、私を召喚して奴隷に堕としたあのクズ王の国！？

何でこうもまた闇の領域に...。

良し。潰そう。木っ端微塵にする。

「魔女様！分かってるんでしょ？ロヴェリア王国は...」

「うん。だから、潰す。全勢力を持って潰す。あ、クズ王は一生奴隷で。」

「ふふふ。大丈夫。魔女様を苦しめた相手は、僕が潰すから。」

少し怖い顔をしてそう言った。

いやぁ、完全にサイコパスですね。大丈夫かなぁ？

「メイド！魔法師団を呼んできて下さい。直ぐに戦闘準備をする様に伝達を！」

「わかりました！」

そしてこれから、クズ王の居る王国改め、ロヴェリア王国と宣戦布告し、全面戦争を強いられた。