ダーク・ファンタジー小説
- Re: 埋葬するのは金の為。 ( No.2 )
- 日時: 2020/10/16 16:41
- 名前: yuo (ID: 2fSLq59j)
カツカツ
ヒールの音がアスファルトに響く。
そう、私はお金を稼ぎに、泣きに行くのです。
第一展開 第一 御金の為に、働くの
〝品蔵埋葬所〟
此処が私の金稼ぎ場。皆もそうでしょ?
お金で生活は豊かになるの。お金で男だって釣れるの。結局世の中お金があれば万々歳。
「お早う御座います。」
こんな丁寧な挨拶をするのも、お金の為。
「おっ、向井田さん、おはよう。
そう言えば、今日、面接があるんだよね、向井田さん、出来る?」
「はい、務めさせていただきます。」
こいつは私の上司なのだが、きっと私の事を駒としか思っていない。
「ん、ありがと。じゃあ、第三会議室へお願いね。」
「はい。」
ッチッチッチッチ
ボーンボーン
10時の鐘の音が木霊する。
第三会議室には、『コムヤ スウ』と言う女性が来るらしい。
「…こんにちは、いや、おはようございます…ですか?」
頭の中がまっさらになる。簡単に言うと、思考回路がショートした。
緑色のボサボサの髪を降し、丸い眼鏡。これこそアニメで出てきそう。
更には、学生らしい背丈。
「失礼ですが…本当にコムヤさんですか?」
「えあはいぃ!込山 数ですよ?」
「そうですか、失礼しました。」
- Re: 埋葬するのは金の為。 ( No.3 )
- 日時: 2020/10/17 10:30
- 名前: yuo (ID: 2fSLq59j)
第一展開 第二 数
「まず、何故此処に依頼を?」
何とか平静を保ち、面接を始める。
「私、昔からの夢を叶えたいんです。家族、友達が他界してしまった時、笑顔で、大丈夫だよって、笑顔で…笑顔で…。」
数は泣き始めた。きっと何か辛い過去があったのだろう。だが、私にはそんな事どうでもいい。でも、私は泣く。「それは…可哀想に…きっと、大丈夫って、言ってあげたいですものね。」
とひっく、ひっく、と泣く。
「解ってくれますか…」
「解ります、痛いほど解ります。」
解りません、死ぬほど解りません。と言う本音を押し潰す。当たり前だろう。
そんなこんなで、面接は終わった____________。
- Re: 埋葬するのは金の為。 ( No.4 )
- 日時: 2020/10/17 12:43
- 名前: 砂川りんこ (ID: T3U4YQT3)
とってもユニークでいいですね。ただ、名前が独特で話がかすんでる気がします…
(もったいない!)
- Re: 埋葬するのは金の為。 ( No.5 )
- 日時: 2020/10/18 13:37
- 名前: yuo (ID: 2fSLq59j)
_砂川りんこさん
感想・アドバイス有難う御座います!
名前の方なのですが、題名、登場人物の名前、どちらでしょうか。出来るだけ最善を尽くします!
お手数をお掛けしてすいません。
宜しくお願いします!
- Re: 埋葬するのは金の為。 ( No.6 )
- 日時: 2020/10/22 18:08
- 名前: yuo (ID: 2fSLq59j)
第一展開 第三 面接結果
「ふぅ…」
よくやった、私。頑張った、私。
まさかあんな奴が数さんだったなんて。此処での面接は面接に対応する人がメモを取り、それを上が見て採用、不採用が分かる。
案の定、数は採用_____。
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yuoです、僕本当ですよ!!!!((
短めです。(時間の都合)
- Re: 埋葬するのは金の為。 ( No.7 )
- 日時: 2020/11/07 14:38
- 名前: yuo (ID: 2fSLq59j)
第二展開 第一
ふぅ。嗚呼、お母さん、夢、叶いそうだよ。。。。。。
私はお母さんのお墓前に居る。
行ってきます。お母さん。
お母さん_お母さん__
『や て!私 ら 何も ないで が …』
霞む声が脳裏に映る。
『な で?お さ は くない !』
この声は彼是三年前、きちんと認識したのは。
「おはようございます!!!!」
「あら、新人さん?」
「はいっ!」
カツカツとヒールの音がする。きっと、向井田さん。
「お早う御座います。数さん。此処は死者を扱うのですよ。」
「ごめんなさい。」
「では、仕事内容をお教えしますので。こちらへ。」
スタスタと歩く向井田さんを追い、会議室へと連れられる。
「早速。まず人に無駄な慈悲は要りません。本当に可哀想と思った時だけ泣きなさい。」
「え…」
今の気持ちを簡潔に言うなら絶望だ。
嘘、全部、偽造?嘘、嘘だ!お母さんが埋葬された時のあの、あの涙も?全部、全部ニセモノなの?嘘だよね。じ、冗談がお、重いんだから。
“無駄ですよ。数。現実を受け取りなさい?母さんは数が良ければそれで良いのよ。分かった?”
『あのねぇ、数ちゃん。数っていう名前はねぇ』
“皆の数を足し算、引き算、掛け算、割り算して、自分の良い所を相手に足し算してあげたりするのよ。良い?数ちゃんなら分かるわよね?”
『うんっ!』
あの時微笑みかけてくれた母はもう居ない。
はぐらかして目を背けた私を怒った母も、もう居ない。
お父さんは、お父さんっ、お父さん。。。。
「分かりました、頑張ります!」
やっと、やっと出た言葉だ。いや、頑張るの。諦めないの、ね?お母さん、お父さん。
- Re: 埋葬するのは金の為。 ( No.8 )
- 日時: 2020/11/13 16:26
- 名前: yuo (ID: 2fSLq59j)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12920
第二展開 第二
「はい、頑張って下さいね」
向井田さんからの言葉は、スッと迷いの無かった。
「では、まず接客の手本です」
向井田さんは足を揃えて、直角?と疑えるほど曲がっていた。
「はい、やってみましょう」
「むーり無理無理!無・理ですって!!!!」
「ははっ、冗談ですよ」
そう言って向井田さんはくすくす笑っていた。
「あっはい!」
少しだけ私の足に有った鉛が消えて、蝶々が一匹。
こんな人に、私もなりたいな。
この人を越えられる位の_____________________。
- Re: 蝶々>金 ( No.9 )
- 日時: 2020/12/14 21:13
- 名前: yuo (ID: 2fSLq59j)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
第三展開 第一
「では、まず火葬を覚えましょうか」
「はい!!」
それから30分位だろうか。このボタンを押すと、レールが動き。
等の色々な事を教わった。
「あら、ま。もう昼休みですね。一緒にどうです?」
- Re: 蝶々>金 ( No.10 )
- 日時: 2020/12/20 09:16
- 名前: yuo (ID: 2fSLq59j)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
第三展開 第二
「え…私なんかと良いんですか?」
「ええ、勿論。仲を深めて損はありませんから」
数さんは「では、お言葉に甘えて」と言って、鞄から弁当を出していた。
「良い所があるんですよ?蝶々が一杯居て、幻想的な空間でしてね」
そう私が言うと数さんは顔を綻ばして笑いすぐ行きましょと子供の様に楽しがっていた。
「では、着いて来て下さいね」