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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 魔法学校は絶対的階級社会 ( No.12 )
- 日時: 2020/12/10 16:48
- 名前: リリ (ID: OYJCn7rx)
恋雪はぼーっとしていた。授業を全く聞いていない。
慧漣の心配した声が聞こえるけど、今日はおせっかいって思っちゃう。
食事タイムになっても、ユウは来なかった。
恋雪はサンドイッチやグラタンの味を感じなかった。
ただ、時計が二時半を指すのを待っていた。
ただいま、二時十五分。あと十五分で特別講義が始まる。
初級ワープホールを創って第二講義室に行く。
生徒が2人と先生が1人いた。まだこれだけ。
生徒の1人が近づいてきた。
「今日は。私の名前は御琳。
ここは第二講義室。居残り部屋じゃないよ。」
何言ってるの。この子。
私は部屋を間違えるほどバカじゃないよ。
「聞いてるの。疲れてるのかな。
先生ー!この子を医務室に連れて行ってください!」
イラッときた。私は花属性の魔法を放つ。
「医務室に行きたいって私は言ってないけど、
ナンデセンセイヲヨブノ。」
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