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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 魔法学校は絶対的階級社会 ( No.3 )
- 日時: 2020/12/08 22:03
- 名前: リリ (ID: OYJCn7rx)
恋雪が歩いていると、向日葵公園という広場に出た。
そこに1本の十字架がさしてある。なぜだろう。
恋雪がフシギがっていると、広場ににゅ〜っとワープホールができて、
中から零が出てきた。
零はアエリート魔法学校の成績優秀生なんだ。私よりずっと高いクラスにいる。
魔法学校には“授業進行段階”というその生徒の魔法の出来を表す指標がある。
1番上がZIクラス。ものすごい天才たちがいる。零みたいな子だ。
2番目がLクラス。秀才たちがいる。ユウぐらいの子達だ。
3番目がYクラス。秀才組には入れなかったけど優等生って子達がいる。
4番目がAクラス。平均的な子がいる。人数分布を見ると、ここが1番多い。
5番目がCクラス。平均よりちょっと下って子のクラス。
6番目がJクラス。平均よりだいぶ下、つまり落ちこぼれって子たちがいる。
アリエート魔法学校はZIクラスを特別待遇にして、
後のクラスは混合にしてクラスを決めてる。
もちろん、Lクラスの子とかは特別講義を受けられたり
優遇してもらえるんだけどね。
それにしても、なんで零が来たんだろう?
私と零はクラスは違うけど、ふとしたことがきっかけで仲良くしてるんだ。
「どうしたの?零。」
「この十字架を処分しに来た。」
「なんで。」
「恋雪は分からないのか。この十字架には下級魔族が住み着いている。」
「放って置くと困ったことになる。」
零は滑らかな仕草で十字架を浄化した。
零は風属性。(と言っていいのか?)零流の風魔法を創り出しているんだ。
零の風魔法はすごく強い。
だけど相当な魔法士じゃないと使えないぐらい高度な準備魔法を使って
風魔法を創り出すから、一般人にはとてもムリ。
零は口下手で、この間ユウと喧嘩をしてしまった。
2人とも、仲良くして欲しい。
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