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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 魔法学校は絶対的階級社会 ( No.5 )
- 日時: 2020/12/09 07:36
- 名前: リリ (ID: OYJCn7rx)
実技テストの時間になった。担当はアスピシア先生。
アスピシア先生は厳しくチェックすることで有名だ。
どうせ今回もF評価だと思うけど、私は頑張ってみようと思った。
今回の実技テストのやり方はこう。
“自分のできる限りの魔法を先生に見せなさい”。
出席番号が1番から順にやっていく。
恋雪は12番。もうすぐ回ってくる。
恋雪は花を咲かせようと思った。咲かせられるか分からないけど。
準備魔法をやっていく。
最後に息を吸い込んで、自分の魔力をドバッと地面に向ける。
えいっ!
縦500メートル、横2000メートルの運動場中に花が咲いた。
アスピシア先生は驚いている。目から鱗。
でも1番驚いたのは、私。
蕾を作れたらいい方だと思っていたから。
あの準備魔法、私にとても合っていた。
魔法が滑らかに滑っていくのが分かった。
「恋雪さん、S評価ね。驚いたわ。」
S!S!この私がS!幸せで胸がいっぱい。
ユウと慧漣は微笑んでいた。
「良かったね。恋雪。とても綺麗に、滑らかに魔法を出せていた。」
「恋雪、すごいわね!おめでとう、S評価!」
あゝ、本当に、胸がいっぱい。
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